さて、前回までの記事で組み立てたArmattan Tadpole 2.5"の設定を行なっていきたいと思います。
組み立て→設定という流れでずっと記事にしているのですが、作業している人が同じなので、大体いつも同じになってしまいますね。
今回BetaFlight4.1.5を使用しますが、4.1.0から基本的な部分に大きな変更はないため、今回は一通りの設定の流れだけ書いて行きたいと思います。
最近のBetaFlightの全体像については、良かったら下記の記事も合わせてご参考ください。
- Betaflight 4.1.0 RPM Filter <1> 下準備
- Betaflight 4.1.0 RPM Filter <2> Betaflight側設定
- Betaflight 4.1.0 RPM Filter <3> PID Tuningタブなど
今回Armattan Tadpole 2.5"で使用したFC・ESCスタックのHGLRC FD413 STACK 16x16 2-6S F411 Flight Controller 13A BLS 4in1 ESCは、BLheli_SファームウェアのESCを搭載しています。
今ではBLheli_32だけでなく、BLheli_Sでも無料でRPM Filterを利用可能です。
RPM Filterは使用した方が断然良いと個人的には思いますので、今回もRPM Filterを利用するためのファームウェアを入手したいと思います。
BLheli_SでRPM Filterを利用する基本的な手順は下記の記事も合わせてご参考ください。
そして、今回使用している機体の組み立て方は下記の記事になります。
- Armattan Tadpole 2.5" 組み立て <1> フレーム
- Armattan Tadpole 2.5" 組み立て <2> FC・ESC、モーター、受信機の取り付け
- Armattan Tadpole 2.5" 組み立て<3>FPVカメラ・VTXの取り付け
いきなりリンクだらけになってしまいましたが、今回特別に新しくやった設定はないので、サクサク進めていきましょう。
まずESCのファームウェアを探すために、ESCのコード名から確認していきましょう。
機体にLipoバッテリーを接続してESCの電源をいれてから、FCとPCをUSBで接続し、BLHELI CONFIGURATORで確認します。
HGLRC FD413 STACK 16x16 2-6S F411 Flight Controller 13A BLS 4in1 ESCのコード名はP-H-10のようですね。
下記のURLでファームウェアを探します。
https://github.com/JazzMaverick/BLHeli/tree/JazzMaverick-patch-1/BLHeli_S%20SiLabs
今回は16.8を使ってみたいと思います。
P-H-10で、二つ目の字がHなので48Kを選択しましょう。
P_H_10がちゃんとありました。こちらのファームをダウンロードします。
上記画面のP_H_10_48_REV16.8.HEXをクリックするとズラーっとコードが表示されるので、右上の方にあるRawボタンを右クリック、リンク先を別名で保存を選択する事で.hexファイルをダウンロードできます。
ダウンロード出来たらBLHELI CONFIGURATORに戻り、右下にあるFLASH ALLボタンをクリックします。すると上記画面のようにファームを選択する画面が表示されるのでSelect File Manuallyで先ほどダンロードした.hexファイルを指定してフラッシュします。
紫色のゲージが一番右まで行けば完了。
ESC1の次は2と、どんどんフラッシュされていきます。
全て16.80に更新されました。
今回基本的にデフォルトのままにしているのですが、最終的にESC2とESC3のMotor DirectionをReversedにしました。
ここをReversedにする事でモーターの回転方向を変更出来ます。モーターからの3本のワイヤーをESCに繋ぐ際の順番によってどこを反転させる必要があるかは変わって来ます。
通常のモーターの回転方向は上記の図の通りなので、この方向と逆のモーターがあったら先ほどの項目で修正しましょう。
記事としてBLHELI CONFIGURATORの操作をまとめてしまいましたが、実際はBetaFlightの設定でモーターテストをしつつ回転方向を確かめてBLHELI CONFIGURATORに戻って回転方向を直す、という手順で行いました。
今回はさくっとESC側の下準備を行いました。次回はFCの方の設定をやっていきたいと思います。