前回までのブログで組み立てたArmattan Marmotte 6Sのソフト的な部分の設定を何回かに渡って記事にしていきます。
このシリーズで使用しているパーツリストは前回の記事をご参照ください。
Armattan Marmotte 5" 組み立て<1>フレーム
今回のシリーズでPIDの部分はhow to的な感じではなく、何か解決したい問題がある→調べた結果ここが関係ありそうだから変更する→解決出来たor出来ない、と言う流れも出来るだけ明確にしたいなと思っています。
色々試すのですが結果が見えにくい事も多いので、試した時の事を忘れない様にメモしておこうというのがこの「設定メモシリーズ」にしたいなと。
そう言う問題だったら変えるのはここでしょ!と、言うご意見ご感想有りましたら問い合わせからご連絡下さい。
早速試しに行きます。
さて、まずは最低限飛ばす為の基本的な設定も一通り抑えておきたいなと。
今回はPortタブについてです。
全体としては以前にMicro Alienの設定を記事にしているので、詳しくは下記のシリーズをご参考頂きたいと思います。
BetaFlightセットアップ (1) 下準備
基本的な部分はMicro Alienのシリーズと重複してしまうので、箇条書きにして飛ばしますが、今回のパーツで使用できるようになった機能や設定はしっかりとりあげていきますね。
- ファームウェアのフラッシュ
まず、なにはともあれデフォルトの状態でCLIへ行き、diff allと打ち込んで初期設定をバックアップしておきましょう。
それからファームウェアのフラッシュを行います。
KAKUTE F7 AIOで選ぶファームの種類はKAKUTEF7で、今回は最新の4.0.5をフラッシュしました。この方法はMicro Alienの時と同じだった為とばします。 - タブの一番上にSetupがありますが、これもキャリブレーションくらいしかやる事がないと思うので、とばします。
- Port タブの設定
今回の記事はここがメインです。
今回設定したPortタブは上の画像の通りです。今回のKAKUTEF7はMicro Alienで使用していたHGLRC F438 Flytower Micro F4よりも沢山のポートが使用できるFCですね。
今回のセッティングでは2ポートの空きがある為、追加のセンサーなども購入すれば装備可能なハズです!
そういう楽しみ方も存分にできるFCという事ですね。
まず、一番上のUSB VCPはFCとPCを接続しているまさにそのポートなので変更せず。
2番目のUART1がTBSのSmart Audioを接続したポートになりますので、Peripheralsの左側をVTX(TBS Smart ~~)に変更します。
Smart Audioに関してはこの設定でプロポからFCの設定やVTXの設定まで行えるようになるので、便利ですね。
上から3番目は今回接続していないので空きになります。
上から4番目、UART3はRunCam Phoenix Oscar Edition をコントローラーではなくFCからコントロールする形を選んだ人は、そのワイヤーを接続したポートになるのでPeripheralsの左側をCamera(RunCam~~)に変更します。
これでプロポからカメラの設定にアクセスできます。
上から5番目も空き。
上から6番目、UART6は受信機を接続しているポートになります。
Serial RXのスイッチをオンにしましょう。
一番下の7番目、UART7はESCからのテレメトリーを受けるポートとして使用します。
その為Sensor Inputの部分をESCに。
Portタブは以上ですね。これでSmart AudioやRunCamが操作出来ない場合、ハンダする場所が間違っていないかもう一度確認してみてください。
ちなみに、RunCam Phoenix Oscar Editionのコントロールへ入るプロポスティックの操作は上の画像の通りです。
現状あまりカメラの設定を頻繁に変更していないのですが、プロポから簡単に操作出来るなら彩度やコントラスト、シャープネスなど微調整を重ねながら自分好みに出来ますね!
次回はConfigurationタブから続きを設定したいと思います。