ImpulseRC APEX vs REVERB vs ALIEN フレーム比較 <前編>

さて、今回はImpulseRCのフレーム比較を記事にしてみたいと思います。

FPVを初めてしばらく経つと、自然と違いがわかるようになってくるものかと思いますが、あまりImpulseRCというメーカー自体を知らない方や、FPVフリースタイルで使用されるフレームの特徴について詳しくない方にとってはALIEN、REVERB、APEXの違いを把握するのも一苦労なのではないかと思います。

フリースタイルフレームを試してみたいけど、ImpulseRCの中ならどれを選べばいいのか迷ってしまう方の参考になればと、ImpulseRCの3種類のフレームを比較してみようと思います。

さらに、ImpulseRC商品は定期的に在庫が枯渇し供給が安定しない事と、現在新型コロナウィルスの影響で海外からの配送が非常に遅れており、当店の在庫をいつ補充できるかもなかなか予測できない状況が続いています。

そんな中、フレームのセットは売り切れでも、実はアームとボディ、必要に応じてネジのセットを買えば1機組み立てられる場合もあったり。

全てセットとして在庫にしてしまうと交換パーツを急ぎで欲しい方の要望に答えられないため、バラバラでも販売しているわけなのですが、このバラバラの商品のどれを組み合わせたらいいのかちょっと分かりづらいかなと。後編ではちょっとした購入ガイドも含めて記事にしたいと思います。

まずはAPEX。こちらはMr Steele氏の協力で完成された現在最新のImpulseRCのフレームです。特徴は色々あり、工夫に溢れているので詳しくは下記のサイトをご覧いただくのが手っ取り早いのかなと思います。
http://apex.impulserc.com/

ALIENやREVERBと比較して、最も特徴的なのはアームのカーボンの厚さと言えるでしょう。
ALIENやREVERBのアームの厚さは4mmですが、APEXは5.5mm。クラッシュ時、大体アームは衝撃にさらされますが、このアームは非常に強いです。

ただ、アームの厚さのためにモーターにオマケで付属しているネジでは長さが足りない場合がある他、厚い代わりに幅は細く、アーム中間あたりで12mmなのでESCをアームに搭載する場合はかなり細長いESCを選ぶ必要があります。

APEXの4本のアームの中心にキーストーンと呼ばれるパーツがあり、クラッシュ時にアームにかかる衝撃を周辺のアームではなくキーストーンで受け止める設計になっています。

メインフレームがロウアー(機体前方)(2.5mm厚)とアッパー(機体後方)(2mm厚)に別れており、その2枚でアームを挟み込んで固定する構造になっています。

このメインフレームの構造は後ほどご紹介するREVERBも近い形なのですが、REVERBはロウアーが2mm、アッパーが1.5mmなので0.5mmずつAPEXの方が厚くなっています。

前方のフレームの方が後方よりも厚なっているのは、フリースタイルでは前方から障害物に衝突するケースが多く、その衝撃に耐える為です。

耐衝撃の工夫としてAPEXには純正のプラスチックパーツがあり、フレーム前方メインフレームと各アームに取り付けるプラスチックパーツによって保護されます。

アームが厚い事の影響もあり、センターのFCスタック用に使用できる高さが20mmと他の2つと比較するとタイトな設計。

トッププレートの厚さは2mm。トッププレートの厚さはALIEN、REVERB、APEXの全てで2mmです。

Kマウントと呼ばれるFPVカメラをマウントするカーボンの厚みは2mm。この部分の厚みはREVERBと共通で、ALIENだけ1.5mmです。

3機種の中でAPEXのみFPVカメラの対応サイズがミニ(幅22〜21mm)になります。

BetaFlightであればかなりパーツの種類があるので問題ないと思いますが、かなり無駄を省いたギチギチの設計なので、KISSで組み立てたい場合は下記の記事からはじまる組み立てなどをご参考いただき、ImpulseRCのOSDを使用するのがオススメです。

APEX 組み立て<1> パーツ紹介とメインフレーム

ただ、APEXを含め対応するKiss関連のパーツなどがやはり人気で、APEXの発売以来メーカー在庫切れも頻発しており、全ての在庫が揃う瞬間が実はあまりないです。
パーツの収集に苦労するかも知れません。

飛行のフィーリングは、非常にシャープです。
ああ、これはちょっと別次元だな、と思うくらい素晴らしいフレームです。

あと、このAPEXにだけカーボンパーツの保証がついています。
まだ試した事がないので申請フローを完全に理解している訳ではないのですが、壊れた際に交換できるとの事です。

次はFINALGLIDEAUS氏の協力で完成したREVERBです。
あれ、ちょっとボディが小さい、と思うかも知れませんが、上記写真は6インチアームが付いています。

組み立てマニュアルがありましたので、パーツ構成は下記のURLも合わせてご参考ください。
https://cdn.shopify.com/s/files/1/1653/0327/files/ImpulseRC_Reverb_Assembly_Manual.PDF?8090356686921883458

REVERBの特徴としては、APEXにも受け継がれたメインフレームの構造はもちろんなのですが、モーターの位置が挙げられると思います。

このREVERBが6インチなので長さだけでは比較できないのですが、APEXとALIENがどちらも5インチアームで測るとモーターの中心間の距離が横180mm、縦135mmと同じでした。
横に対して縦は75パーセントの縦横比になっています。

この6インチのREVERBを測ると横200mm、縦166mmくらいで、横に対して縦は大体83%の設計。目安ですが、3機種の中でReverbだけがモーターの位置関係が異なり、若干前後方向にモーター間の距離が長くなっている、同時に横方向に短くなっている形です。

実はまだREVERBを飛ばしていないのでフィーリングはわかりませんが、設定は出しやすそうですね。

このモーターの位置関係に付いては諸説あるようですが、ALIENやAPEXのように横広がりのX形状がどうしても嫌だという人もいるらしいので、まぁそういう方向性のフレームという事ですね。飛ばしてみて、気づいた事があれば追記します。

ボディの長さはAPEXとReverbが145mmくらいで、ALIENの5インチボディだけ160mmと長めになっています。

ネジの位置を見ると、フレーム前方から二列目がREVERBだけ両サイドではなくセンターに1つの形になっていて、これはおそらく軽量化のためでしょう。

Kマウントの厚さは2mmで、APEXと同じですが、フルサイズと呼ばれる幅28mmのFPVカメラに対応します。

FCスタックの取り付け構造がREVERBだけ違っていて、ロックナットの上にゴムネジなどを追加してFCなどを取り付ける構造です。

ALIEN、APEXではアームを固定するネジとは別にネジが用意されていますので、ネジの数を減らして軽量化している一方、クラッシュ時の衝撃を考えるとFCや4in1ESCが受ける衝撃を減らす意味でもゴムネジを取り付けるのが良さそうです。

中央のFCスタック部分の高さは24.5mm確保されています。APEXの20mmだと基板2枚が限界と思いますが、24.5mmあれば3枚積むことも可能だと思います。

とは言え、4in1 ESCなどでコンデンサーなどかなり厚みがあるものやフレームからこれくらい離して取り付けてくださいと指示がある場合もあるので、物にもよりますが。

厚さ4mmくらいのアームは中央付近で17mm程の幅があり、FLYDUINO KISS ESC 2-6S 32Aだと取り付け位置により少しはみ出しますが、十分使用可能な幅だと思います。

ボディキットの内容は上記写真の内容で、アンテナ用のチューブが2本付属しているものの、イメージ画像で使用されている(と、思われる)そのチューブを固定するためのステーは付属していませんのでご注意ください。

REVERBは無駄のない設計と対応するエレクトロニクスの多様さという点でバランスの取れたフレームと言えそうです。

REVERBまでで字数制限となってしまったので続きは後編をお楽しみに!

Impulserc

JACK によるブログ

DAYSCAPE ( DIYドローン オンラインショップ ) では、FPVドローン、産業開発ドローンの分野に関する商品の紹介やドローンの組み立て、使用方法などの情報発信を行っています。

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