2020 Betaflight 4.2.5 設定 <3> Setup/Ports タブ

さて、ファームのフラッシュが終わったら早速設定を開始しましょう。FCとPCを接続し、認識された事を確認して正しいポートに設定し、Connectボタンを押します。

Holybro Kakute F7 mini V3 Flight Controllerを使用している方を初め、多くの場合、恐らくこのタイミングでNoticeが表示されます。

これは、このボードにはカスタムデフォルトが用意されていて、通常はカスタムデフォルトを設定しないとうまく動きませんという事なので、Apply Custom Defaultsを選択する方が多くの場合楽です。

接続すると初めにSetupタブに入るのですが、Warningが表示されます。
内容は日本語に翻訳すると下記の通りです。

 

警告
構成に関する次の問題が検出されました:
モーター出力プロトコルが選択されていません。
「ESC/モーターフィーチャー 」タブの「構成 」で、ご使用のESCに適したモータ出力プロトコルを選択してください。

注意:ご使用のESCでサポートされていないモータ出力プロトコルを選択すると、バッテリが接続されるとすぐにESCがスピンアップする可能性があります。このため、モーター出力のプロトコルを変更した後は、バッテリーを初めて接続する前に必ずプロップを取り外してください。
加速度計は有効になっていますが、キャリブレーションは行われていません。
加速度センサを使用する場合は、「加速度計の較正 」タブの「セットアップ 」の指示に従ってください。加速度計を必要とする機能(自動レベル・モード, GPSレスキュー, ...#自動レベルモード, GPSレスキュー#)が有効になっている場合、加速度計が較正されるまで、機体のアーミングは無効になります。
加速度計を使用しない場合は、「システム構成 」タブの「構成 」で無効にすることをお勧めします。
飛行機を飛ばす前に、これらの問題を解決してください。

 

これから設定していくので色々設定されていないのは当たり前なのですが、ちゃんと設定しないと何度も警告や注意を受けます。

設定を開始する前に、PCとFCを接続したまま機体を持ち上げて傾けてみましょう。画面上のアニメーションと機体の向きや傾きが一致しているでしょうか?これが間違っている場合、考えられる可能性としては

  1. フラッシュするファームウェアを間違えている。
  2. FCの取り付け方向を間違えている、もしくはあえて変更している。
  3. カスタムデフォルトを実行しなかった。
  4. カスタムデフォルトが間違えている。

などが考えられるかと思います。このアニメーションが実際の機体の傾きや方向と一致しないと、飛び上がった瞬間に暴走するので必ず正しくアニメーションが動く事を確認しましょう。

今回はせっかくのシネウープを設定しているので、AngleモードやHorizonモードで使用する形で一通り進めていきたいと思います。
その為、加速度計は凄く使うので、オフにせずに校正(キャリブレーション)を行います。

機体をなるべく水平のところに置いて、緑の円で示したボタンを押しましょう。

すると、アニメーションの機体も水平に表示が変わり、キャリブレーションが完了します。
とりあえず、Setupタブでの設定はこれでOKです。

緑の円で示したタブをクリックして、Portsタブへ移動しましょう。この後もこの左側のタブを移動しながら設定を進めていきます。

また、左下の赤い円で示したところにSave and Rebootボタンがあります。タブによってはこれがSaveボタンだったりするのですが、設定を変更したあとは必ずこのボタンでSaveを行います。Saveせずにタブを移動したりしてしまうと設定が書き込まれずに消えてしまいますのでご注意ください。

さて、Portsタブについてです。ここは、FCのどこに何がつながっているのかを設定する画面になります。

上記はKAKUTE F7 MINI V3のマニュアルに記載されている情報ですが、基本的にはここに表記されているUART1〜6がPortsタブに記載されているUART1〜6に対応しています。
基板でも5が抜けていますが、Portsタブでも抜けていますね。

ポートの数はFCによって異なります。FPVフリースタイルで一般的に使用するのはRC、ESCテレメトリー 、VTX、場合によってはGPSくらいでしょうか。KAKUTE F7 MINI V3はBetaflight以外でも利用できる(新しいのでまだファームが出ていないものもありそうですが)ので、その場合他にもセンサーなどを追加する事ができます。

赤線で示したUSB VCPはまさに今PCと接続されているUSBのコネクターなので、変更しないようにしましょう。

今回設定したのは上記に示した緑、赤、青の部分です。緑はUART1、T1にSmart Audioを接続したのでVTX(TBS SmartAudio)を設定しました。Peripheralsの欄を変更します。
次にUART4はESC。Sensor Inputの欄を変更しました。

UART4はハンダで接続していないのですが、FCとESCを接続しているコネクターでR4に接続されている為です。こういった部分はマニュアルを見て判断する事になります。

最後の青いラインで示したUART6はSerial Rxなので、コントロールの受信機が接続されているポートを設定します。デフォルトではなぜかUART2が設定されていたのですが、今回R6に受信機を接続しているのでUART6に設定します。

設定が終わったら忘れずにSave and Rebootボタンを押しましょう。文字通り、セーブされ、FCが再起動します。

さて、次回はConfigurationタブをやっていきましょう!今回はここまでです。

Betaflight

JACK によるブログ

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