今回はArmattan TOA Premium 2306 / 2150KV motor をテストしました。
このモーター、効率の問題は飛ばしながら考えるとして、4Sでも6Sでも、さらに7Sでもテストしてあると言う話なので4Sと6Sで早速試してみました。
下記のテスト動画を作ったのですが、カッコいいフライトをしようと調子に乗った結果クラッシュして、かなり当たりどころが悪かった様で、モーターを二つ破損するという。。
プロペラとの組み合わせによってはかなりスムーズで、何だか物凄くテンションが上がったので、修理してしばらくこのモーターを試してみたいと思っています。
TOAモーターのパッケージ内容はモーター本体とネジ類、ステッカーと説明書が入っています。
今回6Sで飛ばすにあたり、初めのブログで組み立て、何度も修理しながら飛ばして来た4S仕様のエイリアンを6S対応に改修しました。変更点はESCにキャパシターを付けて、モーターを変更しただけです。
ガンメタリックのつるっとした形状が渋く、ただならぬ存在感です。
元の組み立てブログは下記のURLから始まるシリーズでご覧になれるので、気になる方は是非ご参考ください。
MR. STEELE ALIEN 4S FULL KIT 組み立て (前半)
今回変更したArmattan TOA Premium 2306 / 2150KV motorは32.3g。
1個あたり2.7g増で、4つで10.8g増。
さて、このモーターの最も面白いところは、KV値としては4Sから5Sが最適であるものの、6Sでもテストしてあり、使用できるとアナウンスされている点です。
KV値に関してなのですが、KV値とは1Vあたりの回転数の事なので、このTOAモーターを4S(14.8V)で使用した場合2150KV×14.8=31.820となり、フルスロットルではこのくらい回転するという事のようです。
4S用とされているETHIX MR STEELE SILK MOTOR V2(2345KV×14.8=34.706)と比較すると低回転のモーターと考えられます。
一方、このTOAモーターを6Sで使用した場合2150KV×22.2=47.730となり、例えばETHIX MR STEELE STOUT MOTOR V2(1700KV×22.2=37.740)と比較するとかなり高回転モーター。
フリースタイルでわりと高回転なモーターとして、Hypetrain Drib V2 2306 2650KV Motorを例に取ると、こちらは4S用なので2650KV×14.8=39.220と。
TOAモーターを6Sで使用した場合の47.730をHypetrain Drib V2(4S)なみの回転数にするには82パーセント程で使用すれば良いはずです。
スロットルカーブで回転数を制限する以上、どこかしら効率は悪い可能性もあるのですが、その辺は試してみて、ということですね。
6Sで使用する場合、いきなり制御不能になったりしたら怖いと思ったので、スロットルカーブで回転数を制限する事にしました。
47.730をETHIX MR STEELE STOUT MOTOR V2並みの37.740にするには大体79パーセントくらいにすれば良いので、それを目安にスロットルカーブをそれぞれの段階で設定し、テストを開始。その後段々パーセンテージを上げて行き最終的には100パーセントで飛行しましたが、飛ぶこと自体は普通にできました。
ただ、ちょっと変な音がしていたのでプロペラを決めてしまってPIDを見直すか、やはりスロットルカーブで制限をかけておいた方が良いかもしれません。バッテリーライフも今度しっかり測りたいなと思います。
今回のテストではKiss FCのセッティングのため、ほとんどPIDは変えずに問題なく様々な組み合わせを試す事ができました。
結果的に目も当てられない大クラッシュになってしまったのですが、4SでETHIX S4 LEMON LIME PROPSと組み合わせた時には4Sとは思えないグリップ感があり、逆に6SではETHIX S3 WATERMELON PROPSでとんでも無くスムーズな感じが。
モーターとプロペラの組み合わせでかなり個性が出てくると思うので、今後しばらくこのモーターを使い込んでみたいと思います。
皆さんも自分らしい、もしくは理想とするフライトに最適なモーターとプロペラの組み合わせを色々試してみてください!
このモーターについてまた何か気づいたら追記しようと思います。