ああ、また更新が滞ってしまいました。
Armattan Chameleon 5"を組み立てていきます。
今回使うパーツのリストは下記の記事をご参照ください。
Armattan Chameleon 5" 組み立て <1> パーツリストとフレームの準備
今回Chameleon 5"に使用するのはImpulseRCからリリースされているWOLF PDB・OSDの現時点では最新作、WOLF V3 PDB OSD KITです。
写真を撮り忘れましたが、XT60ピッグテール、KISS FCとの接続ワイヤー、両面テープ、FCスタック用のゴムネジが付属しています。KISS FCでの機体の組み立てはWOLF PDB・OSDがあるとほとんどの配線がこのPDBにまとまるので凄くシンプルになります。
この基板、マイクが搭載されているという話なのですが、いつものマイクがどう見てもない。誤植なのか、それならば商品ページも修正しなくては。
でも、オフシャルな情報としてマイク搭載となっているから確認もせずに変更する訳にもいかない。。と思っていたのですが、試したところしっかり音が来ます。配線は後ほど。
ちょっと自分にはどれがマイク部分なのかよくわからないのですが、やっぱりMICと書いてある金色のブロックでしょうか?
今までのMR STEELE ALIEN PDB、WOLF V2やAPEX OSDよりも音は軽い感じで、個人的には重低音の迫力が今までの方がよかったなと思います。あと、小型のためハンダパットが少し小さくハンダを沢山盛ってしっかりワイヤーをコーティングするのが好きな人はちょっと物足りないかも知れません。
今挙げたデメリットは要するに小型軽量であるという事とほぼイコールなので、最新のWOLF OSDを様々な機体で使える事を考えると、トータルではかなりおすすめです。
ImpulseRCのリリースして来たOSD・PDBとの比較では音質の物足りなさはあるものの、Betaflightも含めて考えると、こういった基板のコンセプト的に大体MICは犠牲にされなくなってしまう部分だと思うのですが、ちゃんと搭載しているのが素晴らしいですね!
上記写真は使用するハンダパットにハンダを盛った作業をしたところです。
取り付けなのですが、同封されている両面テープでメインフレームに貼り付けるだけ。
FCスタック用のネジと位置がずれると困るので、いったんWOLF V3 PDB OSD KITに付属のゴムネジをメインフレームに取り付けてWOLF V3 PDB OSDを貼り付けます。
取り付けるとこんな感じ。写真上側が機首方向になり、FCとつなぐコネクターがお尻側に来る向きで取り付けます。
裏から見るとWOLFのマークがちょっと顔を覗かせていますね。
電源ピッグテールの取り付けなのですが、今回はカメラゲージとトッププレートの間に電源ピッグテールを通そうという計画。ピッグテールのコネクターがカメラゲージのメインプレートとの接続部分に通る事を確認してから取り付けました。
かなりギリギリだったので、真似する方は先にこんな形で通してしまってから電源用ピッグテールをPDBにハンダした方が楽かも知れません。
ちなみに、今回は付属のピッグテールでは長さが足らなかったので自作のものを使用し、写真左側に写っているものがWOLF V3 PDB OSD KITに付属のピッグテールです。
とりあえず電源用ピッグテールをハンダづけしました。プラスとマイナスを間違ってしまう、もしくはハンダ部分が繋がっていると、全てが一瞬で観賞用のオブジェになりかねないので要注意です!
続いてESCを取り付けてしまいます。今回使用するのはFLYDUINO KISS ESC 2-5S 25Aです。下記のAPEX組み立て記事で使用したFLYDUINO KISS ESC 2-5S 25A 4in1を4つバラバラにした感じのデザインですね。
APEX 組み立て <3> ESC・REGULATOR BOARDの取り付け
このFLYDUINO KISS ESC 2-5S 25AはAPEXの足にもちょうど収まる幅です。足の細いフレームにはぴったり。
FLYDUINO KISS ESC 2-5S 25A 4in1を6S電池で使用している自分のAPEXは今の所何も問題なく安定している事や、このFLYDUINO KISS ESC 2-5S 25Aにキャパシターを取り付けて6Sで使用している情報できるとの情報もあるので、度胸がある方は6Sを試してみるのもいいかも知れません。もし成功したらKISS ビルドの幅が随分広がる事になります。
機会があったら試してみたいと思っているのですが、自分は最近逆に4Sがマイブームになっているのと、このChameleon 5"がかなり気に入ったので、しばらく変更しない気がします。
一方、こちらはChameleon 5"のアームです。ALIENのアームが15.6mmくらいなのでそれよりも随分太く、19mm幅のFLYDUINO KISS ESC 2-6S 32Aもしっかり収まる太さです。
位置的にESCが直接何かにぶつかる事はあまりないのですが、フレームに収まるというのは凄く安心感があると思うので、FLYDUINO KISS ESC 2-6S 32Aを使用する時もおすすめ。ちなみに、Armattan Marmotte 5"も大体20mmくらいで、ほとんど同じ太さです。
載せると、たっぷり余裕があることがわかります。
ESC配線ですが、ETHIX QUAD-BUILDER ケーブルセットの18AWGと26AWGを使用しましたが、26AWGは赤と緑しかケーブルセットにはなく、もう一色欲しいので3インチ機のモーターのワイヤーの切れ端(黒)を用意。別に色分けしなくても見ればわかるので、全部一色でも問題はありませんが。
この組み立てで必要な配線は上記の図で左側の5本のワイヤーと右側のMotor Wiresと書いてある3本になります。モーターは後で取り付けるので今は左側の5本をハンダするのですが、Lipo+(赤18AWG)、Ref.GND(黒、3インチモーターワイヤーの切れ端)、Telem(緑26AWG)、Signal(赤26AWG)、Lipo−(黒18AWG)という感じでそれぞれワイヤーをハンダしました。
ハンダパットが小さいので、プラスとマイナスのワイヤーだけ裏側からもハンダをしっかり盛って簡単に断線しないようにします。
大体ESCの位置を決めて、WOLF V3 PDB OSDのハンダパットとの距離を考えてワイヤーをカットしていきます。ESCは機体の胴体付近にあった方がクラッシュした際に腕から外れて衝撃を受けるリスクが減ると思うのですが、PDB、ESC間のワイヤーが短すぎてメンテナンス性が悪くなるという欠点もあります。
想像力を働かせて色々な状況を想定し、メインフレームとPDBには段差があるのでその段差も考慮しながら、最終的には好みだと思うので適当に位置を決めましょう。
位置は統一しないと見た目がかっこ悪い感じになるので、一つ位置を決めてプラスマイナスのワイヤーをカットしたら長さを測って他も同じ長さでカットするのがオススメです。
WOLF V3 PDB OSDはKISS ESCを考慮して設計されているため、順番通りに接続していけばOKです。
これで土台はかなり固まってきましたね!今回はここまで。