前回RunCam5の記事を書いた時はGoPro HERO5 SESSIONを持っていなかったので書けませんでしたが、ついにRunCam5 ORANGE と GoPro HERO5 SESSIONを比較してみようと思います。
GoProの方が当然多機能高品質であることは間違いないと思いますが、新登場のRunCam5 ORANGEがFPVでの使用の上でどこまでGoPro HERO5 SESSIONに迫れるのか!?
RunCam5 ORANGEには手ブレ補正モードが加わったのも目玉機能の1つなので、本来試したり比較したりした方が良いのだと思うのですが、FPVの録画では通常使わない機能なので今回は保留。ここを保留してしまうとORANGEじゃなくてもほぼ同じなのでは、と言われればその通りなのですが。
今回は様々な設定の画角にスポットを当ててみたいと思います。
さて、いよいよ比較してみたいと思うのですが、こんな感じで画角をみてみようと。
ディスプレイに表示した画像はMacに入っていた壁紙で、比較的分かりやすそうなものを選んでみました。
何度か撮り忘れなどがあり、それはもうすったもんだした上で収集した動画のキャプチャ画像をどんどん貼っていきたいと思います。
まずはRunCam5 ORANGEから。
4K@30fps
2.7K@60fps
1080@60fps
1440@60fps
1080P(XV)@60fps
4K(XV)@30fps
はじめの3つ、4K@30fps、2.7K@60fps、1080@60fpsはほぼ画角的には変わらないように見えます。1440@60fpsは縦横比がそもそも他と違い縦に長く、画角としては通常のモードよりも縦横どちらも広いですね。
1080P(XV)@60fpsと4K(XV)@30fpsですが、画角としては1440@60fpsの縦の範囲をカバーしています、XV同士で比較すると4K(XV)@30fpsの方が若干広いようです。
次にGoPro HERO5 SESSIONをみてみましょう。
4K wide
2.7K wide
1080 wide
1440 wide
2.7K 4:3 wide
1080_Superview
2.7K_Superview
RunCam同様、通常のwideであるはじめの3つ、4K wide、2.7K wide、1080 wideはほぼ同じ感じの画角ですね。1440 wideと2.7K 4:3 wideが通常のwideよりも縦も横も広く、縦横比が縦に伸びています。
1080_Superviewと2.7K_Superviewは撮影されている範囲としては1440 wideや2.7K 4:3 wideと同じ感じかなと思うのですが、中央付近は歪みが少なく、自然に横に引き伸ばされていますね。これがSuperview!
RunCam5 4K@30fps(上)とGoPro HERO5 SESSION 4K wide(下)の比較です。
GoPro HERO5 SESSION 4K wideの方がこの時点で若干画角が広い事がわかります。
RunCam5 1440@60fps(上)とGoPro HERO5 SESSION 1440 wide(下)の比較。これは結構差がでていますね。Goproの方が縦も横も随分広く感じます。
RunCam5 の1440はこの比較だと広がり感がイマイチですが、RunCam5の4K@30fpsやGoProの4K wideと比較すると随分広くて、1440@60fpsも編集ソフトのレンズ歪み補正で16:9まで引き伸ばせば結構良さそうです。
自分はずっとRunCam5では4K(XV)を使っていましたが、こうして比較してみると1440@60fpsも編集の手間が減るのと、60fps出来るので面白いかも知れませんね。
ただGoPro HERO5 SESSIONは2.7Kでも4:3 wideやSuperviewが使えるので、そこはやはり敵わないなと。
ちなみに、上記はPremiere Pro上で見た今回使用している素材の解像度です。
RunCam5 1440@60fpsとGoPro HERO5 SESSION 2.7K 4:3 wideとでは当然解像度も2.7Kの方が高いです。
フレームレートに関しては、特にGoProはもっと沢山設定がありますが、今回は割愛しました。
RunCam5 ORANGE 4K(XV)@30fps(上)とGoPro HERO5 SESSION 2.7K_Superview(下)の比較です。そういえば、GoPro HERO5 SESSIONには4Kでwide以上の広角の設定がありません。
そういう意味では4Kでwideよりも広く撮影できる点でGoproを凌ぐと。無理に言えなくもないような。感じも。少しだけしますね。
画角に関して言えば、RunCam5のXVよりもGoProのSuperviewの方がずっと広いです。広角でよりスピード感がありつつ、センター付近の歪みも少ないのでFPV録画には最適な視野ですね。
最後にRunCam5同士、4K(XV)と1440の比較です。
4K(XV)の方がほんの少しだけ画角としては広いのかなという感じですが、かなり近い範囲を撮影出来ている事がわかります。
4Kがいい場合は4K(XV)@30fpsで、HDでいい場合や60fps欲しい場合は1440@60fpsで撮影して、以前に下記のブログで紹介したRunCam5をGoproっぽくする方法でセンター付近の歪みを取る方法が画角も広くて良さそうです。
RunCam5 撮影テスト How to make Gopro like
歪んでいるのが気にならない、むしろそれが良い人は4Kや1080のXVをそのまま使うのが一番楽だと思います。
やっぱりSuperviewは凄いなぁと思いつつ、RunCam5の良さはなんといっても価格と重量。GoPro HERO5 SESSIONが72.8g位なのに対しRunCam5は56.2g位。QRコードで設定を変更出来るのも便利。
FPVのセッティングでアクションカメラはダメージを受けやすい場所に取り付ける事になるので、コスパの良いRunCam5の存在で1回でも2回でも多く「無理かも知れないけど、トライしてみたい」ギャップにトライ出来るなら、それは凄く価値のある事かなと自分は思っています。RunCam5結構良いじゃんと思うか、やっぱりGoproだわ!と思うかは人それぞれですね!