Armattan Badger 5" Kit (バンドル) <2>

さて、前回の続きから早速はじめていきましょう。

とりあえずフレームに納めるとこんな感じです。ESCにはハンダパッド毎に接続すべきモーターが決まっており、今回の設定の場合、上記写真の面と向きで取り付ければハンダパッドから一番近いモーターに接続すれば正しく動作する形になります。でも、まだ固定はしません。

次に受信機を取り付けます。お使いの受信機によってサイズは様々だと思うのですが、バンドルに付属するフォームを最適なサイズにカットしてフレームと受信機に両面テープで貼り付けクッションにし、さらにそれをフレームに貼り付けるのが良いかなと思います。

少し厚手の両面テープなどクッション性が少しでもあれば両面テープだけでも良いのですが、今回は自分の取り付けたい位置に金属パーツの凹凸があるためフォームでしっかりと厚いクッションにしました。フォームにさらに両面テープを貼り、フレームに貼り付けます。

RC受信機を電源やVTXからなるべく離し、かつしっかり守られるレイアウトを考えた結果、Armattanフレームの場合最近はこの位置に受信機を取り付けるのが最近は気に入っています。

受信機によってはカメラケージの間に収まらない場合もあると思いますので、その場合は機尾側に取り付ける事になります。
機尾側に取り付けるのであれば、キャパシターがセンターに配置されると恐らく邪魔になるので、キャパシターのリード線をワイヤーに変更して、うまく収まる位置を探す必要があるかも知れません。

これも個人的なレイアウトですが、Armattanフレームのアンテナはフレームのセンターから左右に、タイラップに熱収縮チューブを使用して固定するのが耐久性もあり、おすすめです。
受信機もアンテナも機尾側にまとめる方法でもそんなにトラブルはないのですが、マーティフリップなどで失敗すると機尾側に取り付けたアンテナが痛む事も考えられます。飛ばす場所や飛び方で好みも変わってくると思いますので、これは一例として考えて頂けたらと思います。

タイラップや熱収縮チューブもバンドルにはおまけで付属する予定ですが、調達の都合で色や長さが時期によって変わってしまうかと思います。普通にホームセンターでも入手可能なものなので、ご自身で気に入っているものを使用して頂いても問題ありません。

タイラップの長さをアンテナの長さに合わせてカットし、熱収縮チューブも合わせてカットします。この時、以前はアンテナをESCの下を通すようにレイアウトしていたのですが、電波のトラブルが頻発する機体があり、避けるようにレイアウトしたら解決したので、この場合ESCの下を通すのは避けた方が良いかもしれません。

今回は上記写真の形で固定しました。

さらに、受信機本体もタイラップでメインフレームに固定します。

このタイミングでESCにFCとの接続用8ピンワイヤーを接続しておきます。今回は短いものでは長さが足りなかったので、長いものを使用します。コネクターは然るべき向きにしかささらないようになっていますので向きに注意しましょう。

次はモーターですね。このバンドルでは6Sの場合ETHIX MR STEELE STOUT MOTOR V3 (2306/1750KV) 、4Sの場合ETHIX MR STEELE SILK MOTOR V3 (2306/2345KV) となるのですが、どちらも付属品は同じでモーター本体、プロップナット、取り付けネジ、モーターパンツが2種類付属します。

モーターパンツは側面まで守られるものと、底だけ保護するもの、どちらかを選んで使用するのが基本ですが、どちらも使わなくても飛行可能です。

最近モーターを度々壊すので、今回は久しぶりに側面まで保護されるものを選択しました。何かにぶつかる角度や強さによってはモーターパンツを装備していてもモーターの軸が曲がったりしてしまう事はもちろんあるのですが、確実に丈夫にはなります。

モーターに付属しているネジでアームにモーターを取り付けたら、アームの根元の部分でビニールテープなどでワイヤーを固定します。実際にワイヤーをあててみて、ESCのハンダパットまでの長さを計りワイヤーをカットします。

ワイヤーのレイアウト方法は他にもあるのですが、今回はESCとFCの間に隙間があまりないので、変に取り回したりせずにダイレクトに接続してみました。ちなみに、このESCとモーターのハンダをしてしまうとサイズ的にモーターパンツの脱着ができなくなってしまいますので、ハンダ付け前にモーターパンツも忘れずに取り付けておきましょう。

次にVTXを準備しておきます。このバンドルではTBS UNIFY PRO 5G8 V3 (SMA)と、アンテナはTBS TRIUMPH PRO (SMA)を使用します。

TBS UNIFY PRO 5G8 V3 (SMA)に付属しているワイヤーを本体に接続します。このワイヤーは両端のコネクター形状が異なり、どちらかしか刺さらないので注意しましょう。

本体と接続した逆側は最終的にカットしてハンダ付けするのですが、現時点ではこのままにしておきます。

SMAコネクターはArmattan Badger 5"のフレームに専用のパーツがありますので、それを利用して固定します。ネジで止めるだけなので簡単ですが、Badger 5"の説明書に詳しく図解されていますので、ご参考ください。

こんな形でテールポストに固定されます。先にアンテナを取り付けてしまうとVTX側のSMAコネクターを固定する際のネジが回せなくなってしまうので、アンテナはコネクタ部分が上記写真の形に仕上がってから、ラジオペンチなどで取り付けます。

VTX本体は今回底面のベースプレート側ではなく、上側のリポプレートに固定します。
まず、上記写真のようにタイラップで締めて基板とアンテナが接続されているコネクターが多少衝撃に晒されても外れにくくしておきます。

VTXのボタンのない面に少しクッション性のある両面テープを貼り付け、リポプレートに貼り付けます。

今回位置的には少し機尾側、上記写真のあたりか、もう少しプレートのセンター付近が良さそうです。
使用するLipoバッテリーのサイズと、それを固定するリポストラップの位置にもよるのですが、Lipoストラップの邪魔にならず、かつHolybro Kakute F7 V1.5 Flight Controllerのジャイロセンサーに触れて悪さをしない位置にしましょう。
これでVTXの準備はOKかなと思います。

次はFPVカメラの準備です。本体とワイヤーが3種類、RunCamキーボード、miniサイズから標準サイズへ変換するアダプターとネジ類です。今回は折角付属しているのでRunCamキーボードを使用してFPVカメラの設定を行うスタイルで組み立てて行きたいと思います。

使用するワイヤーは一番本数の多いワイヤーです。上記写真のように接続します。
この6本ある中で、青いワイヤーだけ今回は使用しません。
この青いワイヤーをESCの電源+ワイヤーと一緒にハンダ付けすることで、FPVカメラに搭載されたOSD機能で電圧を表示する事ができるようになるものなのですが、今回はFCに搭載されているOSD機能を使用します。

今回は青いワイヤーを短くカットし、先端を折り曲げて熱収縮チューブでまとめました。
コネクターの元の部分から外してしまっても良いのですが、自分は事情が変わって使用したくなった場合でもすぐに戻せるようにしています。

カメラケージへの取り付けです。今回はArmattan Badger 5"フレームキットに付属しているM2のネジを片側2つ、計4つ使用して取り付けました。基本的にはカメラケージの上下の直線と平行にレンズが前方を向く角度で取り付けます。

あとはカメラケージをメインフレームに取り付けてFPVカメラの準備はOKです。

ここまで来れば組み立てはあと一息ですね。今回のパーツ構成は結構シンプルで組み立てやすい方なのではないかと思います。今回はここまで!

Armattan

JACK によるブログ

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