2020 Betaflight 4.2.5 設定 <5> Power & Battery タブ

さて、設定を進めていきましょう。Power & Batteryタブをクリックします。
Power & Batteryタブですが、ここでの設定値が主にOSD画面上の情報に反映されます。
デフォルトが上記の画像です。

緑色の四角で示した部分に関して、Onboard ADCの設定のまま数値を校正する方法もあるのですが、今回は楽なのでVoltage Meter SourceもCurrent Meter SourceもESC Sensorに設定しました。これはESCテレメトリー が利用できないESCだったり、配線されていない、Portsタブで設定されていないと選択できません。

今回この機体で使用するのは6S850mahの予定ですが、試しに設定用のバッテリーを接続し電圧を見てみる事にします。ESC テレメトリー がしっかり設定されていると緑色の四角で示した部分に電圧が表示されます。

そのバッテリーをそのままリポチェッカーで計測してみると、あ、0.23Vくらい誤差がありますね。残念ですがそのくらいの誤差はあるということで、今回はこのまま進めます。

自分はOSDには電圧と使用電流しか表示せず、あとはタイマーを参考にする事が多いのですが、せっかくなので赤い四角で示したCapacityの設定も使用予定のバッテリーの容量を入力しておきましょう。バッテリー残量表示のバーを表示するのが好きな方は、ここの設定が反映されるものと思います。

ESC Sensorの設定で数値が不安定だったり、そもそも利用できない場合は Onboard ADCに設定するのですが、特にAmperage Meter、電流計の方は校正が必要な場合が多いです。

Voltage Meterは表示されている電圧がバッテリーの電圧よりも高い場合、緑色の四角で示したScaleの数値を少し下げてSaveボタンを押します。するとすぐに計測値が変わりますので、正しくなるまで微調整を行います。バッテリー電圧よりも低く表示されている場合はその逆で数値を少し上げると。
この時、バッテリーの電圧の計測は機体に接続し給電すると僅かに電圧が降下する為、先程の様にリポチェッカーで計測するのではなく、機体の電源ワイヤーの根本のハンダ部分にチェッカーを当てるなどして計測する方がより正確との事です。

Amperage Meterの方ですが、数値を変更するのは緑色の四角で示したScaleです。
ほとんどの場合Offsetの方はデフォルトの0のままで良いようです。

Scaleの求め方ですが、バッテリーを満タンの状態でフライトし、フライトが終わったらOSD上に表示される消費電流をメモします。そして、バッテリーを充電し、バッテリーに戻された電流の数値を確認します。

仮に、OSD上での表示が1100mahだったのに対し、充電されたのが1000mahだった場合、New scale = Old scale x (1100/1000)という感じで式を作り、Old scaleのところにテストした際の設定値を入れて計算すれば新しい設定値が導き出されるとの事。一回だけでも良いのですが、信頼性を高めるために何度か繰り返して、平均をとると良いかなと思います。

実際に試した時の記事がありますので、ご興味のある方は下記もご参考ください。
BetaFlight 4.2 <2> Power & Battery・Receiver・Mode

さて、今回は短いですがここまでです。

Betaflight

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