プロローグ
インパルスRCのマイクロエイリアンを組み立てました。
せっかくなので今回の3インチのドローンはU199で組みたいと思い、パーツの重さもちゃんと調べて揃えたつもりだったのですが、まぁワイヤー等の重さもあるでしょうし、ギリギリを狙い過ぎたのか調べ方が甘かったのか。
初めの計画通り作った時点では結構重量オーバーしてしまいました。
最終的には土俵際ですったもんだした後にU199で組むことに成功した?のがこちら。
MicroAlienのフレームがU199にするにはちょっと重めな事、モーターにImpulseRCのF20Ⅱ/KV3200(1408)を使用している事、さらに4Sバッテリーを使用したい事など、そのどれかを諦めれば簡単にU199になりそうでしたが、なんとなくそのままでも行けそうな感じがしたのと、あんまり色々諦めなきゃダメなら、もう場合によっては無理にU199にする必要もないかなどと考えていました。
やはり、U199で確実性を狙うならこのモーターを変えるのが楽だと思うのですが、初期計画で組み立てた200gオーバーのまま一旦試しに飛ばしたところ、このモーターが凄く気に入ってしまい、是が非でもこのモーターを使いたい!と。
そもそもフレームは、U199を組みたいと言うよりはマイクロエイリアンを作りたかったので、これはもう初めから譲れないところ。
結果的にはどれも諦めずに、半ば無理やりですがU199で組むことができました。
もしかしたらご参考になるかも知れないので、パーツリストを記載しておきますね。
初期計画
- フレーム/MICRO ALIEN FPV FRAME(3インチアーム)
- モーター/ImpulseRC F20Ⅱ/KV3200
- FC・ESC/20x20mm HGLRC XJB F438 Flytower Micro F4 flight controller AIO OSD BEC & 33A BLheli_S DShot600 ESC
- VTX/Runcam TX200U 5.8G 48CH 25mW / 200mW
- FPV・DVRカメラ/RunCam Split Mini 2
- 受信機/FM800 MINI FASST RX
- LED・Buzzer/HGLRC Super Mini colorful LED (5V) Active alarm buzzer
- プロペラ/DYS 3045 3 inch 3 blade propeller
- バッテリー/TATTU 450mAh 14.8V 75C 4S
→これだと大体15g位オーバー
U199成功へ向けての変更点
- FPV・DVRカメラ/RunCam Split Mini 2
→Caddx Micro Turbo S1-600TVL 2.3mm Built in OSDへ変更。 - 記録用カメラは必要な時に外付けする事にしてシンプルな軽量FPVカメラに変更。
- LED・Buzzer
→コネクタで取り外し可能に変更。 - FC・ESC
→キャパシターを除去 - モーター
→モーターのプロペラ固定用のM5ナットをアルミの軽量のものに変更。 - プロペラ/DYS 3045 3 inch 3 blade propeller
→HQProp DP 3X3X3 PC Propellerに変更。
プロペラはむしろ重量増しになるのですが、DYSのプロペラがあまり気に入らなかったのと、マイクロエイリアンのセットにオマケで付いてきたHQ Durable Prop 3X4X3 1Sだとちょっと重過ぎました。
上記のダイエットで生じた少し余地の中で変更できたのでHQProp DP 3X3X3 PC Propellerに変更しました。
バッテリーはTATTU 450mAh 14.8V 75C 4Sを使用しています。
この機体で4Sでこれ以上の容量にすると200gをオーバーするのはわかってはいたものの、やはり気になったので650mAhも試して見ましたが、結果飛行時間はあまり変わらず、僕の飛ばし方ではどちらも3分位飛べます。
沢山フルスロットルにする人はもっと短いと思いますし、もうちょっと飛べたらなとは思うのですが、5インチ機よりもかなり小さいので比較的狭かったり小さかったりする場所が最高のFPVスポットに変身する可能性大です!
飛行の音も小さくかつパワフルで、なんて言うか、羽の様に軽い感じがします。
かなり気に入っていて、背面状態での耐空時間も長い感じがするので5インチ機を飛ばす前にイメージを作るのにも良いのでは無いかと。
実際のところ随時パーツの変更はしていくとは思うのですが、まず初期計画通りに作ったところを記事にしたいと思います。
商品の同封物とか実際どんなレイアウトになるのか、気になる部分かと思うので!
前置きはとりあえず以上です。
フレーム
簡単に組み立てた様子を紹介していきたいと思います。
マイクロエイリアンのフレームセットのパッケージはこんな感じです。
さて、いきなり迷ったのですが、カーボンの角を削るかどうか。
5インチMr.steeleのエイリアンフレームはかなりしっかり角が取れています。
マイクロエイリアンはアーム部分も2.5mmのカーボンで5インチ機よりずっと薄いので、あんまり削りすぎるのも割れやすくなるのかな?
かと言って、角張ったままでも衝撃が一点に集中してしまって良くないのではないか。。
何度もカーボンのアームが石に衝突するスローモーション映像を脳内で再生した結果、結局軽く削る事に。
気持ち、角が取れています。
改めて、ネジも含めて並べなおすとこんな感じになります。
今回使うFCはESCと一体モデルが軽量で良いかなと思ったのでHGLRC XJB F438にしてみました。
フレームキットの方にもFCを取り付ける為のスペーサー類が沢山同封されていましたが、今回はFCに同封さている物も合わせて作りたいと思います。
この当時Runcam Split Mini 2を取り付ける計画だったので、FC部分には長いネジをセレクト。
まず一通り仮で組んでワイヤーの長さがやパーツのレイアウトをイメージしましょう。
ESCの厚さもあるのでFCの部分は検討中ですが、アーム周りはこんな感じに組み立てて行きます。
仮で組んで見ましたが、小さいながらもしっかりエイリアンらしい構成になっていますね!
天井のプレートをつけるとこんな感じに。
ボディの部分の容量が限られているので、どこに何を置くかしっかり考えて配線の長さを決定していかないとワイヤーの長さが足りなくなってしまいます。
一方で、可能な限りワイヤーは詰めて軽量化したいですからね。
ワイヤー長さの検討
今回は前回組み立てたフレームに電子パーツを仮で乗せて行き、ワイヤーの必要な長さの見当をつけて行くところです。
うーん、なかなか窮屈ですね。
使用するFCによって基盤類の接続位置が異なってくる為、スペースに余裕のないマイクロ機では無駄なくピッタリの長さでそれぞれ接続したいところ。
ワイヤーがあまりにもフレームからはみ出しているとクラッシュの際にフレームとの間に挟まれてしまったり、飛行中に振動で暴れてプロペラに当たって切れてしまう恐れがあります。
写真左手にあるのがRuncam TX200U 5.8G 48CH 25mW / 200mWと言うVTXなのですが、当初の予定ではブザーと受信機をお尻の方に置く予定だったのでフレーム後方はNG。
センター部分は2階建てFC・ESCのHGLRC XJB F438だけではなく、その上にRunCam Split Mini 2の基盤も乗っかってくるのでNG。
そう言う理由でFPVカメラのすぐ裏にVTXを置く計画です。
Runcam TX200Uはかなりその位置に置かれることも想定されたデザインになっており、カメラのコネクタ部分をうまく避けて干渉しない様な基盤の形をしています。
そもそも、三階建でボディ部分の天井に当たってしまわないかチェック。
FCのスペーサーはナットなどを使用して調整すれば大丈夫の様です。
この時ついでにFPVカメラの裏側にVTXを付けるスペースの余裕があるか試しました。
ちなみに、マイクロエイリアンのフレームで、モーターにImpulseRC F20Ⅱ/KV3200を使用し、4Sバッテリーを使用したいと思う人が、さらにRunCam Split Mini 2をFPV・DVRカメラとして内臓してしまうとU199で組み立てる事は難しいと思います(バッテリーを3Sとかにすれば大丈夫かも知れません)。
それに加え、マイクロエイリアンでこの位置にRunCam Split Mini 2を取り付けると最大限カメラを前方に取り付けてもプロペラが録画映像に写り込んでしまうので、現在僕はこの位置に純粋なFPVカメラCaddx Micro Turbo S1-600TVL 2.3mm Built in OSDを取り付けています。
これがそのRunCam Split Mini 2のパッケージ内容です。
付属している右下の金色のネジが結構ありがたくて、これを元から付いているカメラ裏側のネジ一つと交換して、そのスペーサーの上にVTXをネジ止めする方法でFPVカメラの裏側にVTXを取り付けています。
可能なものは仮止めし、長さを確認しながらカットして行きます。
これはもう接続してしまった後の写真なのですが、HGLRC XJB F438でRuncam TX200Uを使用する場合、Runcam TX200Uが3.5Vから5.5Vまでしか入力に対応しておらず、一方FPVカメラのRunCam Split Mini 2は20Vの入力まで対応している為、FPVカメラ接続用の並び(右上の黒い基盤の左側の3つ)からVTXの電源をとり、逆にVTX接続用の並び(上の黒い基盤の右側の3つ)からFPVカメラの電源をとりました。
ちょっと分かり辛かったですね。
これがHGLRC XJB F438のマニュアルに載っている配線図ですが、CAMの5VをVTXのVCCと入れ替えている形です。
ご参考に、仕様パーツの現状見られるマニュアルのリンクを貼っておきますね。
HGLRC XJB F438 マニュアル
(VTXも一体型のものしかマニュアルが見つからなかったので、ちょっと違いますが)
Runcam TX200U マニュアル
RunCam Split Mini 2 マニュアル
配線図と使用したいパーツの仕様をよく確認してワイヤーをカットして行きましょう。
※後半は、ハンダ付けと変更点・細かい軽量化になります。