追加で改造したりなど、今後このAPEXが登場することも度々あるとは思うのですが、このAPEXシリーズは今回で一旦最終回になります。
テストフライトの様子を動画にしたので、もしよかったらご覧ください。
さて、タイマーが鳴ったままではうるさくてサンタさんも来ないし年も越せませんね。
プロポの設定の続きをやっていきましょう。
さて、電源を入れて表示されるトップページからMENUボタン1回、PAGEボタン9回で移動できるSPECIAL FUNCTIONSを設定していきます。
まず、SF1を選択し、Timer1をリセットする位置を設定します。これはSF1でEnterを押した後にさらに---となっているところでEnterを押し、スイッチを動かせば認識されます。
スイッチ位置を確定した後で、様々な動作を選択できるのですが、Reset、Timer1と設定して行けばOKです。
最後に一番右のチェックマークをつけてあげればアクティブに、設定しておいて機能を非アクティブにする事もできます。
同じようにTimer2のリセットも設定しました。
タイマーを割り当てているスイッチが自分と異なる方は当然、設定するスイッチも違うものになりますが、こんな感じでタイマーをリセットする位置を設定出来ます。もっと楽な方法があるのかもしれませんが、またわかった事があったら記事にしようと思います。
次に、アイドルアップの設定もここで行いましょう。
アイドルアップに関しまして、以前に掲載した下記の記事も合わせてご参考ください。
アイドルアップを簡単に説明すると、3段スイッチの上と下の場合のみアーミング出来る、しかし上と下ではスロットルスティックの位置はモーターの回転に反映されない。
その三段スイッチの中段でのみAirmodeが有効になり、スロットルスティックの入力が反映される、という設定です。飛ばす手順としてはスイッチを上か下でアーミングし、スイッチを中段に変更して飛ばすと言う流れ。
この設定をしておけば、想定外な状況でアーミングされた時、スロットルが上がっていても反映されず、Airmodeも有効でない為そこまで危険な状況にはなりません。
アーミングされた時点でのモーター回転数はたいしたものではない為、軽く回してプロペラの曲がりなどを確認したりするのにも便利です。
今回SGスイッチに割り当てたのですが、上記の画像はまずスイッチの上を設定した状態。
SG↑、OverrideCH1(スロットルが今回CH1になっているため)、数値を-100とします。
次にSGスイッチの下の設定。スイッチ位置以外は先ほどと同じ設定で、この設定によりSGスイッチが中段の時以外はOverrideCH1が-100になってしまうという状況になります。
さて、ここまで出来たらKISS GUIを見ながらの設定になります。
KISS FCとPCを接続してGUIを立ち上げ、左上のコネクトボタンを押してData Outputタブに移動します。右上のボタンの右から5番目です。
上記画像が繋いで何も設定していない状態。アイドルアップを設定したスイッチを中段にして、プロポのOUTPUTS設定でサブトリムを調整します。
OUTPUTSへはトップ画面からMENUボタン一回、PAGEボタン5回で移動出来ます。
ずらっとCHが並んでいて、数値は左からセンターの調整、エンドポイント(下側)の調整、エンドポイント(上側)の調整、その隣の矢印を変更するとリバースがかかります。
今回スロットル以外エンドポイントを変更する必要がなかったのですが、受信機によっては調整が必要になるかと思います。
スロットル以外下が1000、上が2000、スティックセンターが1500になるようにしたいのですが、FUTABA R2001SBとJP4in1の組み合わせではなぜか下が1000まで行かず、どうしたら良いのか調べつつも上も下に合わせて均等にエンドポイントを下げるようにしています。
スロットルに関しては、上とセンターは2000と1500で他と変わらない値に設定するのですが、下を1060以上に設定します。
上記は前回も登場した画像ですが、Min.Commandを1060に設定している為、アイドルアップのスイッチを中段の飛行状態にした時に必ずスロットルの入力が1060以上になるようにしているわけです。
逆に、Min.Throttleの1050よりもスロットル入力が下がらないとアームしないため、OverrideCH1を-100とし、アイドルアップのスイッチが上か下の非飛行状態の時はスロットルの入力が1050を下回るようにしています。
設定してプロポのスロットルが一番下、他はセンターで、アイドルアップのスイッチが上か下の時は上記の様な状況になります。
RollとYawはステックを最大左の時に1000、最大右の時に2000になるように
Pitchは最大下が1000、最大上が2000です。
スティック位置はそのままで、アイドルアップのスイッチを中段に変更するとスロットルが1063で1060以上になる形です。これが1060ギリギリだとうまくエアモードに入らない事があるそうなので、少し余裕を持たせて今回は1063に設定しました。
後は割り当てた他のスイッチ(自分の場合はブザーとタートルモード)がちゃんと動作するか確認して、設定は以上になります。
これでAPEXは飛ばせますね。多分、もう皆さんとっくに飛ばしているかと思いますが。。
もし待っていた方がいましたら、設定記事が遅くなってしまい申し訳ありません。
Betaflightと比べると、初期設定で最低限必要な設定が少なく、高性能なKISS FC。
あらためて、やっぱり良いなぁと思いました。
APEXのOSDは確認したところ、組み立てブログで紹介した方法で繋ぐだけでスマートオーディオなんかも普通に使えるプラグアンドプレイ設計になっていました。
ただ、この接続方法ではVTXの出力等のコントロールができず、それをするには接続方法が少しかわってくるようです。
自分もまだ試していないので、詳しくは下記のURLをご参考ください。
https://github.com/ImpulseRC/OSD/wiki/Hardware:-Apex-OSD
とりあえず現時点で、非アーム状態でプロポの左Yawを3秒ほどでOSDメニューに入る事ができます。
今回使用しているFrSky XM+でせっかくなのでRSSIを取得しようと思い、SBUSの16CHから取れるらしかったのですが、16CHをミキサーでAUXに送り、それをOSDで設定するなど、あれこれ試してうまく行かず。
結局OSDのSETUPから
RSSIの設定へ入り
デフォルトのRSSI CHANNEL:AUTOのままで、なにやら数値が反応しているようです。
OSDの表示でRSSIをONにすればこの数値が見られるのですが。。機体を部屋に置いたままで外へ出て、どんどん離れて行ってもRSSIは100か99パーセントのまま。先に映像が見えなくなってしまい、数値が80とか60とかになるのを確認出来ず。。
映像確認用モニターを録画しておいて、自分はプロポだけを持って遠くに行けば安全に確認出来そうですが、まだちょっと確認出来ていません。
基本的にプラグアンドプレイで特に設定なく使用出来るのですが、APEX OSDはGPSなどもサポートしているらしいので、また機会を見つけて記事にして行きたいと思います。
途中止まったりしつつも、APEXの組み立てシリーズは以上で一旦完結となります。
APEX、これはなかなか面白いですね。
使えばきっと、「あーこう言う感じか。。」と、発見や刺激があると思いますのでよかったらお試しください。