RunCam5 スペックや設定など

こんにちは、今回はついに発売されたRuncam5の詳細を見て行きましょう。

僕自身はずっとHERO4とNDフィルター、ハウジングをニッパとノコギリとヤスリで加工した自作ケースを使用して映像を撮影していたのですが、今回思い切ってRuncam5に乗り換える事にしました。

3Dプリンターパーツをどこかで入手した方は、それを使用して取り付けるのですが、自分は現状Mr.steele方式を採用しているので、ホームセンターでウレタンフォームを買って来て、いい感じの形に切って使っています。

ImpulseRC MR STEELE EDITION 5" ALIEN FRAME KIT + KISS PDB WITH OSDにはGopro取り付け用のウレタンが付属していますよね。

まずは重さ。

僕の使っていたHERO4のセットは102g。5インチ機体であればこれくらいの重さは余裕だと思うのですが、3インチ機体にはかなり重く、色々無理してるなと思っていました。

Runcam5の底にマジックテープを貼り、レンズに保護シールを付けて56g。これなら3インチ機体ももっといい感じに飛べるのではないでしょうか。

次は大きさ。

このアマゾンで買ったスケールがカーボン製なので完全に正確ではないのですが、横は38mmくらい。

縦もそのくらい。

奥行きは36mm位でした。

Gopro セッション用の3Dプリンターパーツなんかは使用出来るみたいです。

次に、ざっと機能面をみて行きましょう。Goproと比較してというのは野暮な話で、機能面ではGoproの方が良いです。

でも、FPVフリースタイルに必要な機能に特化していて、使い方がシンプルな上にクラッシュしても胃が痛くならない値段のカメラがあったら良いなぁと思っていました。

Runcam5はまさにそんなカメラ。

上記がRuncam5のスペック表です。

4K@30fpsとか2.7K@50fpsが撮れて、操作がシンプルで、軽くてスクエア型でお値段が超お手頃という。FPVフリースタイルにぴったりなカメラですね。

あんまりカメラが詳しくない方へざっと説明しておくと、4Kとか2.7Kとか1080Pとかというのは解像度の事で、記録される映像の縦横のピクセルの総数の規格です。

4K>2.7K>1080Pという感じでピクセルの量が違い、一般的には多い方がより細部まで描写できます。

fpsというのはフレームレートの事で、そもそも映像とはパラパラ漫画の様に静止画の連続で出来ているのですが、1秒間に何枚画像を切り替えるかの規格になります。

fpsは数値が多いほどぬるぬる動きますし、1080P@120fpsとかは編集でスローモーションをかけてもカクカクした感じにならない映像表現が出来ます。

ちなみにRuncam5は写真(静止画)は撮れないみたいです。

外見をみて行きましょう。

こちらの側面にはUSBコネクタがあり、付属のUSBケーブルで充電、PCとの接続が出来るようです。バッテリーは取り外せない仕様になっていますので、とりあえず充電します。

反対側の側面にはスライドして開くフタが付いていて、スライドするとSDカードを入れるところがあります。カードを差し込むと、またフタを閉じる事が出来るので、カードが飛び出したりはしません。その上に小さくあるのがリセットスイッチです。

上側にボタンがひとつ付いていて、操作ボタンはこれだけ。

長押しで電源ON、OFF、電源を入れた状態で一回押せば録画スタート、ストップ、二回押すと設定モードになります。ボタンでの操作方法は以上。

設定はアプリで行い、設定モード状態にしたカメラにQRコードを見せると設定を変更してくれます。ちょっとユニークですよね。

そのほかに、SDカードに記録されているテキストデータを書き換える事でも設定の変更が可能なようです。スマホもタブレットもお持ちでない方はその方法を考える必要があります。

これがRunCamのアプリです、ios版もアンドロイド版もあります。

アプリを起動するとカメラのモデルが選択出来るので、RunCam5の写真を選んでQR Code Configurationをタップします。

すると、設定を選ぶ画面に移ります。

設定出来る内容はアップデートなどで変わるかも知れませんが、現段階ではこんな感じ。

右上の点が三つのマークを押すと、SDカードフォーマットと設定リセットがあります。現在Videoがアクティブになっている下のタブをGeneralにすると画質面での設定が出来ます。

上からザッと見て、大体Action Cameraには良くある設定項目が続くのですがDistortion correctionというのが翻訳すると歪み補正という事みたいです。

Resolutionで4k@30fps(VX)などが選べるのですが、そのVXというのがこのカメラの特徴の1つで、通常4:3のタテヨコ比のセンサーで16:9の映像を撮影すると4:3の上下を切り取る形で16:9の映像を記録しますが、このVXは4:3で撮影したものを引き伸ばして16:9の映像にしようというもの。

GoproのSuperviewがこれに近い機能ではあるものの、Superviewは中央付近の映像の横伸び感を補正しているらしく、全く同じでは無いようです。

このVX機能、気持ち悪いと言うレビューもあるので、気に入るかどうかは検証が必要ですね。

SuperviewをはじめVXなどは何故無理をしてまでそんなにセンサーサイズ一杯に使いたいかと言う話なのですが、簡単に言えばより広角(ワイド)な映像を得る為です。

広角だと距離感が強調されて、よりダイナミックな映像に見えたり、スピードが早く見えたりします。

Goproなんかの場合は自撮り棒などを使わなくても画角が広い分景色が広く写ったり、2人で歩きながら自撮りで二人ともちゃんと写ったり。被写体とカメラの距離が近い場合には結構有効かつ印象的な画になる機能ですね。

今回RunCam5のVXは全体的に引き延ばすので自撮りだと太って見えてしまうと思うのであまり良く無いとは思いますが、機体に搭載した場合ギャップをこえる時の迫力は通常より増すのでは無いかと思います。VXを入れつつDistortion correctionも入れたりするとどんな感じになるのか。。

とは言え、画角の好みもそれぞれだと思うので、その辺は目的に応じて。

こちらがGeneralの設定項目、下にスクロールするとまだ続きがあります。

Saturation(彩度)、露出補正、コントラスト、シャープネス、Metering mode(撮影画面内で露出を合わせる部分の選択)、ホワイトバランス…。

多少は設定を変更出来ます。

個人的にはISOとシャッタースピードを固定出来る設定があると良いなと思っていたのですが、現段階ではそれは無いみたいですね。

Low Light Image Enhancementがノイズリダクション的な意味合いなのか、ISOの上限的な意味合いなのか。。ですね。

あまり詳しくない方はとりあえずデフォルトで良いのではないかと思います。

一通り設定したら一番上の青い帯(アンドロイド版だとボタンの様です)のApplyをタップしましょう。

すると、QRコードが出てくるので、RumCam5のボタンを二回押してLEDが青点滅になったらこの画面を見せてあげると、ピピッと音がして設定が変更されます。

あとは録画するだけ!

僕はレンズを買う時に必ず保護フィルターも買う派なのでゴリラガラスとは言え、やはり使用前に保護フィルムを貼りたいです。いずれはND4くらいのやつにしたいと思いつつ、まずは透明保護フィルムを用意しました。

形的にGopro session用が良いかと言うとそうでもなく、どちらかと言うとGopro HERO5、6、7用のレンズ用の保護フィルムの方がサイズは近いようです。ちょっと見にくいと思いますが、Gopro HERO5、6、7用でもちょっとでかく、今回は一回りカットしました。

NDのシールはガラス製が多く、多分切るわけにはいかないので、ほんの少しだけはみ出したまま使うイメージかと思います。上の画像の程度ならはみ出しても使えるかなぁ、これはちょっと試して見ないとわかりません。

「MR. STEELE ALIEN 4S FULL KIT組立て (後半) 」

上記のブログでご紹介したビデオと同じ方法で、ウレタンフォームを両面テープで機体に、RunCam5とウレタンフォームをマジックテープで固定出来るようにして最後にストラップで巻いたら完成です。

おおっ、HERO4と比較すると随分クールになった感じがしますね。見た目が。

Gopro Sessionは素晴らしいカメラなので、どこかのタイミングで入手したいと思っていますが、もし買ったとしても現在はもう製造されておらず、貴重なものです。

普段使うのにRunCam5は最適なのではないでしょうか、気になる撮影結果はまたの機会にご紹介します!

Runcam

JACK によるブログ

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