Holybro Kopis CineWhoop 3" <1> フレーム

Holybro Kopis CineWhoop 3"を作ってみたので、今回から何回かに分けて紹介したいと思います。自分や友達の近くを飛ばして映像を撮影したい、屋内でパワフルに飛行したい、などという時の為にダクト付きもあったら良さそうだなぁと思っていました。

このタイプが考案され、一気に認知されたのは一年前くらい前だったでしょうか。
様々なメーカーから相次いでリリースされて、今では1つのスタイルとして定着した感じがあります。当店で取り扱いのあるメーカーの中で、構造もシンプルで色々な使い方が出来そうなHolybroのものをチョイスし、今回当店でも取り扱いを開始する事になりました。

パッと作って飛ばしてみた感想は、思った通りのんびりクルージングするには良さそうです。低速の前進で安定する感じがあり、知らず知らずの内にどんどんスピードが上がっている事がありません。じっくり景色を見せたいとか、この被写体を撮りたいとか、そういう時にはぴったりですね。あと、ダクトがあるだけで、見た目の安心感は非常に高いです。

トリックで遊ぶにはプロペラサイズに対して重量があるので、ちょっと厳しそうです。まだバッテリーのサイズなんかも十分に検証出来ていないのですが、試しに4S1600mahで飛行したところ、背面状態から戻ったあとググっと高度が落ち込み、全体としてずっしりと重さが感じられます。逆に言えば、ずしっとした飛行がクルージング時に独特の面白さを実現しているとも言えるかも知れません。
室内でも試してみたところ、パワーがあるので結構安定して飛ばせるのですが、室内だと音が凄いので、近所迷惑かも知れません。

シーンによって色々な機体を使い分けたい、結構なヘビーユーザー向けにと考えて取り扱いを決めたのですが、意外とAIRモード初心者の方の練習機としても活躍してくれそうな感じがしました。ダクトの為か視認性が良いので、目視でも結構遊べます。

ぼやっとした感想はとりあえずここまでにして、まずはフレームキットの紹介をしていきたいと思います。当店はいつも通りバラ売りなのですが、この手のシネウープは完成機で販売されているケースが多いので細かい事がわかりづらいですよね。

まず箱にはDEVELOPMENT KITの文字が!直訳すると開発キット。HolybroはPix4D系のFCやパーツなんかもリリースしているメーカーなので、その雰囲気が感じられます。もちろん、FPVのスポーツフライトを想定しない構成のベースフレームとしても利用できるので、色々な遊び方や使い方が考えられますね。

箱を開けると丁寧に袋詰めされたパーツが入っています。当店のFPVフレームの多くが袋のパッケージですが、Holybro Kopis CineWhoop 3" フレームキットはダクトの為か箱パッケージ。なんか、プラモデルみたいで箱もいいですね!

メインとなるカーボンのフレームです。メインフレームは厚さ3mm、トッププレートは2mmと3インチのフレームとしてはしっかりしています。トッププレートの長さも104mmくらい、幅32mm。これはGoproを搭載してもそこそこなサイズのリポが搭載できるサイズで、その事はメーカーの推奨バッテリーが: 650mah~1300mah 4sとなっているところからも伺えますね。
組み立ての際に説明しますが、メインフレームには30mm×30mm(M3)スタックと20mm×20mm(M2)スタックのどちらも対応なだけでなく、30mm×30mmと20mm×20mmを横に並べて構成する事も可能。フレームの高さも約27mmあり、2枚、もしくは3枚の基板を重ねる事ができそうです。

モーターの取り付け穴は対角12mmのM2なので、当店の取り扱いモーターで言うとArmattan Oomph TITAN MiNiやHGLRCの1407や1408が対応しています。

上記画像はダクトですね。Kopis CineWhoop 3"の初期は3Dプリントパーツだったとの話ですが、現在はしっかりしたプラスチック製に改良されています。ダクトの周りに貼る薄いフォームも付属していて、安全性をさらに向上させる事が可能。

付属のネジとスタンドオフですね。こんなにわかりやすくラベリングされている梱包は初めてみました。

左からアンテナマウント、カメラマウント、スキッド、20mm×20mm(M2)のFCやESCの防振マウント。全てTPUの3Dプリントパーツです。

ストラップはリポバッテリーパッド、その他テープやタイラップなど、組み立てに役立つ材料が少し含まれています。

あとは全体的な組み立て説明書が同封されています。迷ったところはネジの長さくらいだったのですが、説明書がちゃんとついているのは安心感がありました。

今回はフレームキットの内容についてご紹介しました。次回からは簡単に組み立てて、飛ばすところまで記事にしていきたいと思います。

Holybro

JACK によるブログ

DAYSCAPE ( DIYドローン オンラインショップ ) では、FPVドローン、産業開発ドローンの分野に関する商品の紹介やドローンの組み立て、使用方法などの情報発信を行っています。

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