Holybro Kopis CineWhoop 3" <2> ESC

さて、Holybro Kopis CineWhoop 3"の第二回目、今回選択したメインのエレクトロニクスはHolybro Kakute F7 mini V3 Flight ControllerとHolybro Tekko32 F3 4in1 mini ESC (45A)です。

実はHolybroのKopis CineWhoopで完成機を参考にすると、FCはKakute F7 mini V3 ではなくKakute F7 V1.5 (30mm×30mmの大きい方)が使用されています。今回あえてKakute F7 mini V3を使用したのは、Kakute F7 mini V2で組んだ5インチ(SabotageRC Slatra 5")が意外と長く使えていて、その最新作を単純に早く使ってみたかったからです。

FPV FREESTYLE TRICKSではBetaFlightのログデータを映像に使用しているので、大活躍しています。エレクトロニクスよりもフレームがかなり傷んできて、特に機尾のスタンドオフが変形してしまっているため頑張って押し込まないとトッププレートが取り付けられない状況。Slatra 5"は保証が効かないのでエレクトロニクスを載せ替えるか交換パーツを購入するか悩ましいところなのですが、決定的に飛べなくなるまで使い倒してやろうとは思うので、補修を重ねて使っている状態です。

Holybro Kopis CineWhoop 3"ではFCに30mm×30mmを、ESCに20mm×20mmをと、サイズの違う2種類の基板を横並びで構成する事が可能となっています。フレームの高さも充分あるので、同じサイズのFCとESCを重ねる事ももちろん可能。

センターにも20mm×20mmサイズが取り付けられるからと言って20mm×20mmサイズの基板を2枚を横並びにレイアウトしようとすると、ちょっと重なってしまいます。高さをズラせばこの構成も可能ですが、普通にセンターに重ねても同じことかも知れません。

Holybro Kakute F7 mini V3 Flight Controllerの同封物ですが、本体とM3の防振ゴム。
接続ケーブル類としては下記が同封されています。

  • JST SH 8pin 150mm cable x1 (一般的なESCとの接続用)
  • JST SH 6pin 150mm cable x1 (CADDX Vista Air Unitとの接続用)
  • JST SH 6pin to GH 8pin 150mm cable x1 (DJIエアユニットとの接続用)
  • JST SH 6pin to GH 8pin 80mm cable x1 (DJIエアユニットとの接続用)

V2との最大の違いは、世界的に大人気のDJIエアユニットとの接続が簡単にコネクター接続でサポートされている事かも知れません。今回はいつも通りFrsky XM +を使用するので、あまり関係ありませんが。

このFCの驚くべき事に、20mm×20mmなのにM3のネジサイズ用に作られています。
今回は結果的に最後に締めるM2のナットを逆さにしてなんとなくうまく固定できましたが、3インチクラスの機体の多くは20mm×20mm M2なので、グラつかないようにほんの少し工夫が必要かも知れません。

逆に、5インチのフレームで最近多くなってきた20mm×20mmと30mm×30mmどちらも対応しているフレームは、なぜかどちらもM3なので、5インチ機の20mm×20mmとしては非常に使いやすい作りになっています。20mm×20mmでM3のFCやESCは今後種類が増えてくるかも知れませんね。

次にHolybro Tekko32 F3 4in1 mini ESC (45A)です。同封物は防振ゴム(M2)と1000uF 35v のキャパシターが1つ。FCとの接続ケーブルとして65mm と 25mm の2種類が付属しています。

Holybro Tekko32 F3 4in1 mini ESC (45A)は名前こそ変わっていないものの、全体的なデザインが刷新されていますね。取り付け穴自体はM3のネジが通るサイズになっていて、防振ゴムを取り付けるとM2にぴったりなサイズになります。

ラバードーナツなどを使用すればM3でもうまく取り付けできそうなので、このHolybro Kakute F7 mini V3 Flight ControllerとHolybro Tekko32 F3 4in1 mini ESC (45A)の組み合わせは全体として20mm×20mm (M3)に対応している5インチのフレームでも使いやすくなっていると言えますね。

今回とりあえずモーターはArmattan Oomph TITAN MiNi 1407 / 3650KVモーターを使用しました。メーカーの推奨は1507サイズで、他にも1408サイズなんかでも良さそうです。
パワーを重視するのが良いか燃費を重視するのが良いか、バッテリーのサイズはどのくらいがちょうど良いのか、これから検証して行く形になるので、まずはいつも使っているのが良いかなと。

ちなみに20mm×20mm (M2)マウントのところに取り付けたM2ネジはHolybro Kopis CineWhoop 3"に付属するものではなく、他の商品に付属していた長いものを使用しました。Holybro Kopis CineWhoop 3"にはFCを30mm×30mm(M3)に、ESCは20mm×20mm(M2)に横並びで取り付けるか、30mm×30mm(M3)でFCとESCを重ねるかのどちらかの想定でネジが付属しています。

モーター、電源ワイヤー、キャパシターをハンダ付けしました。このESCはモーター部分のハンダパッドがコの字型になっていて、ハンダしやすいのが個人的には好きです。

6Sもテストしたいと思っているので、付属のキャパシターも裏側にハンダして取り付けています。

たまたまホームセンターで見つけたKOALA GRIP!新感覚ゲル両面テープ!!
思わず買ってしまったのですが、地震対策コーナーによくある防震ゲルパッドの薄くなったような感じのものです。今回はこれをフレームとキャパシターの間に貼った上でタイラップで固定してみました。

組み立てていて気づいたのですが、Holybro Kopis CineWhoop 3"のフレームの上記写真の部分の穴には1407サイズのモーターが通ります。ダクトに挟まれないようにモーターのワイヤーを裏側に通すのですが、ここにモーターを通せることでESCをフレームから取り外す際に、モーターをESCから取り外す必要がなくなります。

ちょっと分かりづらいですが、メンテナンス時の利便性を考えると、ここをモーターが通るか通らないかでは全然手間が変わってくるので、なかなか気の利いた設計になっていると個人的には思います。

これでESCまわりはOKですね。今回はここまで!

 

20201210追記 --------------------------

当初Armattan Oomph TITAN MiNi 1407 3650KVモーターを使用していましたがアングルモードでクルージングする分には問題ありませんでしたが、Airモードでフリースタイルしているとモーターが焼けてしまい。。色々やった挙句ETHIX FLAT RATS (1507/2800KV)に変更したら何も問題がなくなりました。ちょっと重すぎたのかも知れません。

最終的にモーターはETHIX FLAT RATS (1507/2800KV)、プロペラはHQ Durable Prop 3X5X3、バッテリーはTBS GRAPHENE 850MAH 6S HV 80C/160Cを使用しました。

Holybro

JACK によるブログ

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