Armattan Chameleon 5" 組み立て <4> FPVカメラ・VTXの配線

Armattan Chameleon 5"を組み立てていきます。
今回使うパーツのリストは下記の記事をご参照ください。
Armattan Chameleon 5" 組み立て <1> パーツリストとフレームの準備

今回はFPVカメラとVTXの配線の作業をしていきたいと思います。このセッティングではどちらもWOLF V3 PDB OSDに接続してあげれば使えるので、凄く分かりやすいです。

まず、カメラゲージをメインフレームに当ててみて、ワイヤーの長さを検討します。
カメラゲージをごっそり外す事も多いと思いますので、カメラゲージが取り外せる程度に長めにカットしてあげるのがおすすめです。

今回のセッティングでは上記写真の位置にFPVカメラの配線を接続します。
左から7.5V(→Swift2 5-36V 赤ワイヤー)、GND(→Swift2 GND 黒ワイヤー)、In(→Swift2 Video 黄色ワイヤー)、Ctrl(→Swift2 OSD 赤い細いワイヤー)という形で接続します。

ちょっと写真がピンボケで分かりづらかったので、基板の商品写真を。
ESCで繋いでいるハンダパットを除いて左から3番目7.5V、4番目GND、6番目In、7番目Ctrlに繋ぎました。

WOLF V3 PDB OSDは7.5V給電対応のVTXだと左側Out、7.5V、GNDにVTXを繋ぎ、GNDから始まる右側4つにFPVカメラを繋げば良いという素敵なレイアウトになっているのですが、今回使用するVTXのTBS UNIFY PRO 5G8 V3 (SMA)には5Vで給電してあげないといけないので、5VはVTX用にとっておき、5-36V給電が可能なFPVカメラRunCam Swift2に7.5Vを使用しているという状況です。

別に変でも無ければ問題があるわけでもないのですが、そういう理由で綺麗に並んでいない形になります。
ハンダ付けしたらワイヤーを捩っておきましょう。

ちなみに、RunCam Swift2の方は下記のブログで、ハンダではなくコネクターをさしているのですがピン配列は上記の並びになっています。
Armattan Chameleon 5" 組み立て <2> FPVカメラゲージ

次に、今話題に上がったTBS UNIFY PRO 5G8 V3 (SMA)の配線にうつります。

少し下準備をしておきましょう。熱収縮チューブで基板が保護されているのですが、ひとまずスイッチを押しやすくするために、スイッチの部分だけカッターなどで熱収縮を切り取っておきます。
さらに基板を縦方向にタイラップで固定します。
アンテナに繋がるピッグテールが引っ張られても、基板との接続部分に直接負荷がかからないようにしておきましょう。
そして、付属している配線のコネクターを接続します。

そこまで出来たらワイヤーの長さの検討です。

大体上記写真のようにFPVカメラのすぐ後ろくらいに置くのが、バッテリーストラップの位置的にも悪くないですし、経験的にクラッシュ時のトラブルも少ない感じがします。
今回はチタンパーツの間にぴったりレイアウト出来そうです。

この位置でワイヤーの長さを見てカットするのですが、トッププレートをつけたままVTXのコネクターを外すのはかなり難しいと思うので、VTXの配線はつけたままの状態でトッププレートを外せる程度の余裕は確保しましょう。

上記は完成後すでに使い始めている写真ですが、VTXの配線が短すぎると、こんな感じでトッププレートを外す時に不便です。

良い長さでカットしたら被覆をむくのですが、ここでの注目は白のAudioのワイヤーです。
先端の被覆をむいただけではなく、その少し手前もちょっとむきました。

これはSmart Audioも普通のAudioもどちらも使いたい欲張りセッティングのためです。
下記のGithubにも普通に記載されている方法なのですが、凄く簡単。
https://github.com/ImpulseRC/OSD/wiki/Hardware:-Wolf-PDB-V3

TBS UNIFY PRO 5G8 V3 (SMA)のピンアサインはこんな感じになっていて、Audioワイヤーは一本。従来AudioワイヤーをSmart Audioとして使用すると、AudioワイヤーをAudioの為に使う、つまり音を聞くのに工夫が必要でした。

下記のGithubに記載されている理想的な配線は上の画像のような感じです。自分はやった事がないのですが。
https://github.com/betaflight/betaflight/wiki/Unify-Smartaudio

APEX OSDでもできるようなのですが、WOLF V3 PDB OSDではTBS UNIFY PRO 5G8 V3の白のAudioワイヤーを上記の写真のように2つのハンダパットにハンダすればOK。
FPVカメラやVTXの配線はノイズ対策の為に捩るのが基本らしいです。捩らなかった事がないので、検証はしていませんが。

再度WOLF V3 PDB OSDの拡大写真で解説すると、左のMicと書いてあるところ、縦に並んだ二つのハンダパットにAudio(白)を接続し、OutにVideo(黄)、GndにはすでにFPVカメラのGndがハンダされていますが、VTXのGnd(黒)も一緒にハンダします。

そして先ほどFPVカメラを接続した際にTBS UNIFY PRO 5G8 V3の為にあけておいた5Vのハンダパットに5V(赤)を接続すれば完了です。

うーん、簡単ですね。これでSmart AudioもAudioも利用可能で、基板にはマイクがすでに搭載されています。KISSに至れり尽くせりの機能を追加するだけでなく、接続も簡単。しかも、殆どプラグアンドプレイで設定もいらないし、コンパクトなので様々なフレームに取付けが可能です。

つまり、WOLF V3 PDB OSDが1つあるだけで、色んなフレームでKISSがストレスなく楽しめると言うわけですね!

今回はここまで。

Armattan

JACK によるブログ

DAYSCAPE ( DIYドローン オンラインショップ ) では、FPVドローン、産業開発ドローンの分野に関する商品の紹介やドローンの組み立て、使用方法などの情報発信を行っています。

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