説明
Pixhawk® 6C Miniは、成功を収めたPixhawk®フライトコントローラーシリーズの最新モデルであり、Pixhawk® FMUv6C オープンスタンダードおよびコネクタスタンダードに基づいてます。Pixhawk® 6Cと同じSTMH743マイクロプロセッサーやセンサーを搭載していますが、Miniバーションでは内蔵PWMヘッダーを備え、一部のポートを省略することでコンパクトなフォームファクターを実現しています。
このフライトコントローラーには、STMicroelectronics®製 STM32H743が搭載されており、Bosch®およびInvenSense®のセンサー技術と組み合わされることで、学術研究や商業用途に適した、あらゆる自動運転機を制御するための柔軟性と信頼性を提供します。
Pixhawk® 6C MiniのH7マイクロコントローラには、最大480 MHzで動作するArm® Cortex®-M7コアを搭載しており、2MBのフラッシュメモリと1MBのRAMを備えています。最新の処理能力により、開発者はより生産的かつ効率的に開発作業を行うことができ、複雑なアルゴリズムやモデルを実装することが可能になります。
FMUv6Cオープンスタンダードには、高性能で低ノイズのIMUが搭載されており、コスト効率を考慮しながらもIMU冗長性を確保しています。また、振動アイソレーションシステムが高周波振動をフィルタリングし、ノイズを減少させることで、正確な測定値を提供します。これにより、機体はより優れた総合的な飛行性能を発揮できます。
Pixhawk® 6C Miniは、企業の研究所、スタートアップ、学術機関(研究者、教授、学生)、商業用途に最適です。
主な設計ポイント
- より多くの演算能力とRAMを備えた高性能STM32H743プロセッサ
- 小型フォームファクタで新しいコスト効率の高い設計
- Bosch®およびInvenSense®のセンサー技術を用いたIMU冗長性
- 内蔵アイソレーションシステムにより、高周波振動をフィルタリングし、ノイズを減少させて正確な測定を確保
- IMUはオンボードの加熱抵抗器によって温度制御され、最適な動作温度を維持
- ハードウェアで切り替え可能な3.3Vまたは5V PWM信号モード(ケースを開ける必要あり)
仕様
プロセッサ&センサー
- FMUプロセッサ: STM32H743
- 32 Bit Arm® Cortex®-M7, 480MHz, 2MB memory, 1MB SRAM - IOプロセッサ: STM32F103
- 32 Bit Arm® Cortex®-M3, 72MHz, 64KB SRAM - オンボードセンサー
- Accel/Gyro: ICM-42688-P
- Accel/Gyro: BMI055
- Mag: IST8310
- Barometer: MS5611
電気データ
- 電圧定格:
- 最大入力電圧: 6V
- USB電源入力: 4.75~5.25V
- サーボレール入力: 0~36V - 電流定格:
- Telem1 最大出力電流制限: 1A
- その他すべてのポート合計出力電流制限: 1A
- 動作温度: -40 ~ 85°c
機械データ
- 寸法 (モデル A): 53.3x39x16.2mm
- 寸法 (モデル B): 58.3x39x18.15mm
- 重量 (モデル A): 39.2g
- 重量 (モデル B): 46.8g
関連リンク
注意
- M10 GPSは PX4 1.14 および ArduPilot 4.3 以上が必要です。
- パワーモジュール比較表
パッケージ内容
- 1x Pixhawk 6C Mini Flight Controller (Model A または Model B)
- 1x ケーブルセット