さて、随分期間が空いてしまったのですが、今回は6インチで組んだリバーブについてです。フライトの様子をアップロードしましたので、もしご興味のある方は上記動画をご覧頂けたらと思います。
実は、この6インチリバーブは随分前に既に完成していて、テストしたりパーツを多少組み替えたりしていました。現在のパーツリストは下記になります。
------------ Parts list ------------
- ImpulseRC REVERB BODY KIT
- ImpulseRC REVERB 6" ARM SET
- ImpulseRC WOLF V2 PDB OSD KIT
- FLYDUINO KISS FC V2
- FLYDUINO KISS ESC 2-6S 32A ×4
- ETHIX KONASTY MOTOR (2407/1739KV)×4
- RunCam Swift 2
- TBS UNIFY PRO 5G8 V3 (SMA)
- TBS TRIUMPH (SMA)
- FrSky XM+
- ETHIX K2 BUBBLE GUM 6X4
エレクトロニクス関係は標準的なKISSの組み合わせですが、OSD・PDBに今は廃盤になってしまったImpulseRC WOLF V2を使用しています。
現行のパーツで組むならImpulseRC WOLF V3になるのですが、せっかく持っていたのでここぞとばかりに使いました。
ALIEN用のMR STEELE ALIEN PDB KIT FOR KISS WITH OSD AND MICや、ImpulseRC WOLF V2は大きいという欠点があると同時に、ハンダパットが大きくて、結構使いやすかったりしますよね。
MR STEELE ALIEN PDB KIT FOR KISS WITH OSD AND MICは現行ですが、古くからあるモデルで、機能的にWOLF V2やV3と比較するとやや見劣りするのですが、メンテナンス性は非常に良く、ALIENでベーシックな構成を考えているなら今でも十分魅力的かなと思います。特に、ハンダパットに沢山ハンダを盛るのが好きな人にはオススメです。
早速、話が逸れてしまったのですが、今回のセッティングで一番興味があったのはETHIX KONASTY MOTORとETHIX K2 BUBBLE GUM 6X4の組み合わせについてです。
どちらもKONASTY氏のモデルなので、当然相性は抜群でした。
5インチでは相当工夫しないとこんなパワー感は手にはいらないのではないか、というレベルのパワー感が簡単に手に入ります。
動画では割と大人しく飛んでいるのですが、まだまだ能力には余裕があるので、腕が追いつけばアドレナリン全開のスピーディーでスリリングなフリースタイルも出来そうです。
6インチだからと言って小回りが効かないのではないかと思ったのですが、その辺りは意外と5インチとそこまで変わらない感じです。もちろん狭いギャップを攻める時は、寸法的には大きいので多少気をつけた方が良いのですが、良くも悪くも7インチ程の「大きいな」という感じはありません。3〜7インチを試して、やはり一番バランスが良いのは5インチかなと思います。今回の組み合わせでの6インチは燃費を少しだけ犠牲にして、代わりにパワーを重視した感じのスタイルと言えるかも知れませんね。
太く力強いサウンドも非常に渋く、7インチ同様是非マイクを搭載した機体で飛行中もサウンドを楽しんで頂きたいなと思います。
ETHIX KONASTY MOTORは6S用と4S用の両方を、さらにバッテリーは6S1300mah、4S1600mahと1850mah、フレームはImpulseRC REVERB6"以外にも以前ブログでご紹介したImpulseRC ALIEN 5.7や、他にもSabotageRC Slatra 5"なんかも試しました。7インチはプロペラが重くなるためか2分くらいの飛行時間、その他はどの場合でも飛行時間は大体2分30秒くらいかなと思います。
7インチのALIENに興味がある方は是非下記の記事もご参考ください。
ImpulseRC ALIEN 5.7
ETHIX KONASTY MOTORを5インチに付けると、2306モーターなんかでは動き出しが僅かにダルくなるETHIX S5 PROPS 5X4X3を凄くスムースに回せたりして、それはそれで新しい発見があります。
モーター自体は大きく重いため、クラッシュした時の破損は2306よりも大きい感じがしますが、なかなか刺激的です。
モーターのサイズはそのままでKVやプロペラの組み合わせを再検討するだけでも全然違って来るのですが、ここまでモーターのサイズが変わるとガッツリ変わるので、いつものセッティングに物足りなさを感じている方にはいいかも知れません。
今回のREVERB6"に話を戻して、プロペラはETHIX K2 BUBBLE GUM 6X4以外にもHQ DURABLE PROP 6X3X3 V1Sという3枚のものも試しました。思ったよりは極端な変化が無かったのですが、ETHIX K2 BUBBLE GUM 6X4の方が若干小回りが効く感じで、HQ DURABLE PROP 6X3X3 V1Sは背面での滞空時間が長い感じです。
個人的には今回REVERB6"で使用したImpulseRC REVERB FULL SCREW PACK/PURPLEとETHIX K2 BUBBLE GUM 6X4の色が、どちらも紫でちょっと気に入っている事と、2枚プロペラは重ねてもコンパクトなので予備を持ち運ぶの際にかさ張らない事、という飛行性能とは関係ない理由でETHIX K2 BUBBLE GUM 6X4の方をメインで使っています。
今回KISSで構成した機体ですが、この2種類のプロペラに関しては同じ設定で問題なく飛行できました。
PIDはUserのPresetsで6インチのREVERBと思われるものをいくつか試してみて、少し微調整した結果、こんな感じになりました。プリセットの時点で問題なかったので、好みで調整できる幅が広いイメージ。
なんとなく、プロペラの重量に対してモーターのトルクに余裕があると、問題なく飛行できるPIDの幅が広いような気がします。気がするだけでちゃんと根拠があるわけではないので、本当は違うかも知れませんが。ETHIX KONASTY MOTOR (2407/2200KV)で4Sの仕様からETHIX KONASTY MOTOR (2407/1739KV)で6Sの仕様に変更した時も、このままの設定で問題なかったです。
これは今回の6インチとは関係ないのですが、実はこのREVERB6"で使用しているFCはALIEN5.7で使用していて、水没から生還したFCです。水没後、なぜか離着陸で衝撃を受けた時に機体がシャットダウンしてしまう症状が頻発するようになりました。
ワイヤー類を全て新しいものに交換しても改善しなかったので、PDBが原因かと思い、水没した時に一緒だったMR STEELE ALIEN PDB KIT FOR KISSから外して今回WOLF V2と接続し直したのですが、それでも症状は改善せず。
色々試しているうちに、どうやらFCが落ちているっぽい感じがしたので、コネクターからの給電とは別に直接リポからFCのハンダパッドにワイヤーを追加してみました。上記画像のFCの白いコネクターとBOOTボタンの間にある配線がそれですね。
最終的には激しくフリップを繰り返すとダウンするくらい症状が悪化してしまったので、半ば諦めつつワイヤーを追加したのですが、この処置で完全に改善しました。
もしかしたら、コネクターで給電しているワイヤーはカットしておいた方が良いのかもしれませんが、もし同じような症状で悩んでいる方がいたら、一つの可能性というか、案として検討してみてください。
あと、FPVカメラは普通にRunCam Swift 2なのですが、ちょっとしたこだわりポイントとしてRunCam RC25 FPV short Lens 2.5mm FOV130レンズを使用し、FOV130にしています。
そうです。少し狭い視野にする事で、早く大きい機体でも狭いギャップをしっかり狙えると言うわけです!
個人的に、最近5インチでは最高速よりもムラや癖のないハンドリングを重視していて、速度がそこまで伸びないセッティングにする事が多くなってきたため、それに合わせてFOV140のRunCam RC25G FPV Lens 2.5mm FOV140 Wide Angleをよく組み合わせているのですが。
6インチは加速も凄いので、これはもう断然FOV130くらいが飛ばしやすいと思います。
今回パーツも載せ替えで、組み立て自体はそんなに凝ったことをしていないので、簡単な感想記事になってしまいましたね。
ETHIX KONASTY MOTORの力強さのお陰で、6インチは良くも悪くも7インチ程の飛んでいるだけで凄く充実感があり楽しいとか、設定が出せて凄く嬉しいという感じではなく、逆に、凄く扱いやすい印象でした。
6インチは思っていたよりも扱いやすく、5インチを飛ばす人であれば肩肘を張らずに飛ばせる感じなので、記録カメラにこだわりがありもっとパワーが欲しい方や、5インチにちょっとだけ物足りなさを感じる方は是非トライしてみてください。