FETtec FC G4 + BLHeli ESC

FETtec FC G4とBLHeliのESCの組み合わせ

FETtec FC G4とBLHeliのESCの組み合わせをテストした動画をアップロードしました、使用してみた感じはちゃんとKISSで、結構感動的なテスト結果でした。

あまり知らない方に向けて補足しておくと、スムーズで非常に高い飛行性能から、特にFPVフリースタイルの分野で熱狂的なファンを獲得しているのがKISSファームウェアです。

KISSファームウェアは設定項目が洗練されていて、比較的少ないテストフライトでクオリティーの高い仕上がりにできる事も魅力の1つかと思います。

FETtec FC G4

しかし、これまでのFlyduino KISS FC V2やFETtec KISS FC(F7)には、FCにOSDが内蔵されていなかった為、OSDを利用する場合FCとは別に専用のOSDボードを組み合わせる必要がありました。

また、BLHeliファームウェアのESCを利用することは以前から出来たのですが、KISSらしい飛行性能が得られなかった為、基本的には少ない種類の中からKISS対応のESCを使用するのが基本的なスタイル。

ちゃんとKISSファームウェアを動かす為にはどれも専用品で構成する必要があったので、メーカーの供給が追いつかないと欲しいパーツが入手困難になったり、ラインナップがそもそも少ない為に希望のサイズやスペックの基板がなかったり、BETA FLIGHT等のように、さまざまなメーカーの豊富なパーツから好きなものを選べるという状況ではありませんでした。
PCで例えるとMACとWINのようなものだと、よく例えられたものです。

FETtec FC G4

FETtec FC G4ではついにFC基板にOSDが内蔵され、さらにBLHeliファームウェアのESCでもKISSらしいフライトが楽しめるということになり、FC基板を変更するだけでBETAFLIGHTで使用していた機体をKISSに変更できるという、画期的な時代に突入したわけですね。

ただ、FETtec FC G4はまだ新しいものなので、手軽で簡単に使えるかと聞かれるとそうでもない感じがします。

今回はKISSの基本的な設定方法は割愛しますが、FETtec FC G4でBLHeliのESCを使用する際にうまく行かなかった点やその解決方法を中心に紹介したいと思います。

KISSデビューの方は、FETtec FC G4とFETtec ESCの組み合わせや、Flyduino製品で揃えるなど、純正パーツでの構成がやはりおすすめです。

ずっとKISSを使用して来た方は、是非FETtec FC G4とBLHeliのESCの組み合わせにチャレンジしてみると面白いのではないかと思います。

※ファームウェア自体がアップデートされているので、従来のFlyduino KISS FC V2やFETtec KISS FC(F7)とBLHeliESCの組み合わせも改善されていると思われるのですが、この辺りは今後テストしてみたいと思っています。

BLHeli ESCとの接続

これまでKISSは基本的に全て専用品だった為、同じメーカーのFCとESC、OSDやPDBなんかをマニュアル通りに接続すれば大体OKだったのですが、BLHeliとの接続を行う場合はやはりピンアサインの変更が必須となります。

FETtec FC G4 vs Tekko32

ここで注意したいのは、KISSとBETA FLIGHTとではモーターの番号と位置がそもそも違っている点です。

その為、それぞれマニュアルに表記されているモーターの番号を一致させても飛行できず、離陸した瞬間に暴走してしまいます。

BLHeliはやはりBETA FLIGHTを意識して設計されている為か、基本的にBETA FLIGHTのモーター番号が基板に記載された番号と同じ位置にあります。

上記の画像で例に挙げているHolybro Tekko F3 4in1 ESCのモーター用のハンダパッドの番号の位置は、まさにBETA FLIGHTのモーター番号と一致していますね。

しかし、今回このESCを制御するFETtec FC G4は、KISSのモーター番号で位置を管理していますので、FETtec FC G4のESC signal1ワイヤーをTekko F3 4in1 ESCのM1に接続するのではなく、KISSにとってのモーター1の位置、つまりTekko F3 4in1としてはM4のワイヤーに接続します。

こうやって番号ではなく、実際に回るべきモーターの位置を考えて接続して行けばOKです。

TLMとCURRENT

上記の図でTLMとCURRENTが接続されていませんが、テレメトリーはKISSのものとBLHeliのものは異なる為、今のところ利用できないようです。

CURRENTは利用方法があるかもしれませんが、調べた範囲ではちょっと見つけられなかったので、もしわかったら追記します。

今回TLMとCURRENTは接続せずにテストしましたが、飛行自体には問題ありませんでした。

当然、FETtec FC G4がそもそも不便なわけではない

FETtec FC G4はやはりFETtec製品なだけあって、FETtecのESCとは簡単に接続でき、ピンアサインを変えるのが面倒な方や、純正の組み合わせの品質にこだわりのある方はFETtecのESCを利用するのがおすすめです。

ESCの設定

BLHeli_32

BLHeliのファームウェアは最新のものの使用が推奨されており、今回使用したBLHeliのファームウェアはRevision:32.8です。

さて、ESCのファームウェアアップデートやモーターの回転方向の設定はどのように行えばよいのでしょうか。

G4_03

現在、FETtec FC G4を介してPCからBLHeli ESCにアクセスする方法はないので(将来的に可能になる可能性はありますが)、BETAFLIGHTなどのFCとESCを一旦接続し、BLHeli ESCの設定を行ってからFETtec FC G4に繋ぎ変える必要があります。

これは結構面倒ですね、設定用にFCを用意しなくてはいけないだけではなく、ESCと設定用のFCを接続するワイヤーも残しつつ、FETtec FC G4へ接続するワイヤーも製作しなくてはならない、と。

しかしKISSファンのみなさんなら、恐らくこれくらいの手間はお安い御用といったところでしょう。

今後変化があるかも知れませんが、現在特にFlyduinoのESCの入手が難しく、FETtecのESCもタイミングによってはなかなか入荷できない為、BLHeli ESCの利用はKISSを安定的に使い続ける為には、ある程度必要な作業になってくるのかなと思います。

この辺りもFETtecのESCであれば、 FETtec FC G4を介してPCからESCの設定変更ができるので、当然楽ですね。

基本的な設定手順

ここからは普通のKISS FCの設定とほとんど同じなので、詳細は是非当店ブログページのKISSカテゴリーやFETtecカテゴリーの記事をご覧いただけたらと思います。

また、FETtec FC G4のマニュアルもよく読んで、基本的にはマニュアル通りのステップで設定できるはずです。

大まかな設定の流れとしては

まず、BETAFLIGHTなどのFCをESCに接続して、BLHeli ESCのモーター回転方向などの設定を事前に済ませておきます。

次に、下記のリンクからFETtec ESC Configuratorをダウンロードし、FETtec FC G4のファームウェアをアップデートします。
https://github.com/FETtec/ESC-Configurator/releases

その後、下記のリンクから入手できるKISS GUIでFCのアクティベートを行います。
https://github.com/flyduino/kiss-gui/releases

さらに、FETtec ESC Configuratorに戻って、FETtec FC G4のOSDのアップデートを行います。

ここまで済んだら、KISS GUIで通常のKISSと同じように各種設定を行います。

最後に、FETtec FC G4のOSD設定は基本的にOSD画面上で行います。

マニュアルにも記載されていますが、OSD表示がちらつく場合OSD SYNCメニューからAUTO SYNCを実行してみていただけると表示が改善します。

設定時のトラブル

FETtecのGUIがまだ少し安定していないのかなと思うところもあり、現在FETtecから販売されているFETtec FC G4とHolybroから販売されているFETtec FC G4のそれぞれで動作を確認しましたが、あれ、と思うところがありました。

いくつかピックアップしてメーカーには問い合わせしています。

ファームウェアやConfiguratorも盛んにアップデートされているので、いずれ改善されていく可能性は高いです。

今回自分が試してうまく行かなかったところや、その解決方法に関して紹介したいと思います。

ファームウェアがうまくフラッシュ出来ない

まず、前提としてFETtec FC G4にはFCのファームウェアと、OSDのファームウェアがそれぞれあり、個別にアップデートを行う必要があります。

このあたりは説明書にも書いてあるのですが、FCのファームウェアをアップデートする場合はFETtec ESC configuratorで接続設定をUSBにして接続します。

KISS FC Passthrough

OSDのファームウェアをアップデートする場合は、一度FCの電源を落とし、FETtec ESC configuratorで接続設定をKISS FC Passthroughにして接続します。

FETtec FC G4

OSDのファームウェアを表示させるには、一度KISS GUIでFCのアクティベートを行い、起動後に初期状態で4つの青いLEDが点灯(KISS GUIでLEDの色は変更可能)する状態にし、その状態でFETtec ESC configuratorで接続設定をKISS FC Passthroughにして接続すると現れるかと思います。

説明書通りに試した結果うまく行かない場合、下記の方法をお試しください。

  1. Resetボタンを押しながらUSBを接続して起動する。
  2. Remote Firmwareではなく、Local Firmwareからアップデートしてみる。

Local Firmwareのファイルは下記のURLからダウンロード可能です。
https://github.com/FETtec/Firmware/releases

ファームウェアのフラッシュ自体はできているようだが、表示が変わらない

FETtec config_FW

自分の場合、何度フラッシュしなおしてもFETtec ESC configurator上のFW. verが1.0.0のままです。

KISS_GUI_FW

しかし、KISS GUI上で見ると、ちゃんとアップデートできているようです。

現在FETtec ESC configuratorに表示されるファームバージョンは信頼できないと考えられ、この辺りはFETtec ESC configuratorのアップデートで解消される事を期待しています。

OSDも同じようにFWのナンバーが変わらないのですが、OSD画面上でファームウェアの詳細を確認するとアップデートされている事が確認できます。

FETtec ALPHA

FETtec ALPHA

最後に余談ですが、FETtecのFCでのみ利用できる新しいファームウェアが開発されています。

FETtec FC firmwareとかFETtec ALPHAなどと呼ばれていますが、KISSファームウェアの基礎を築いたFETtecのメンバーが新しく開発しているファームウェアという事なので、非常に楽しみですね!

まだ安定したファームウェアとして世に出回っているものではないので、誰にでもおすすめできるものではありませんが、使用している方の動画を見ると、かなり期待できるファームウェアなのではないかと思います。

気になる方は是非、FETtecのFacebookページから情報収集してみてください!

Fettec

JACK によるブログ

DAYSCAPE ( DIYドローン オンラインショップ ) では、FPVドローン、産業開発ドローンの分野に関する商品の紹介やドローンの組み立て、使用方法などの情報発信を行っています。

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